いちご
クリスマスシーズンが近くなると「どんなケーキにしよう?」なんて街中で声が聞えてきます。

でもやっぱりクリスマスと言えば真っ白いクリームに真っ赤に光り輝くいちごが魅力なケーキが定番でもあり、人気となっています。

真っ赤ないちごは甘酸っぱさがクリームの甘さとコクが多くの方に大人気で、そんないちごにも数多くの品種があり、あらゆる味や香りを楽しむ頃が出来ます。

その中には「とよのか」もあり、人気の品種となっています。

そんなとよのかの魅力をご紹介します。

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とよのかと言う品種について

教師の画像
とよのかは農林水産省野菜茶業試験場久留米支場で誕生した品種で、「ひみこ」と「はるのか」の交配によって誕生し、1984年に品種登録されました。

現在では多くの品種の誕生によってとよのかの生産量は低下していますが、とよのかは温暖地での栽培に優れた品種となっている事で、九州地方においては人気の品種となっていました。

その為、収穫量が1位にも輝いた品種ともなっており、「東の女峰」、「西のとよのか」とも称される程の品種でした。

しかし今ではメジャーな存在となっている「あまおう」が全国的に流通されるようになると、世代交代によってとよのかの人気も薄れてしまいました。

促成栽培に優れた品種となっている事で収穫量が多く人気を博していましたが、とよのかは果肉が柔らかい品種なので大量集荷や輸送時の傷付きや潰れが発生し易い面が難点でした。

とよのかといういちごの特徴は?

いちごの画像
とよのかは糖度が12°~15°程あり、数多くある品種の中でも甘いいちごとなっています。

しかし酸味も高い事で甘いながら程良い酸味が感じられ、いちご本来の甘酸っぱさを堪能する事が出来ます。

さらにいちご特有の芳醇な香りも強く、かぶりつくと口いっぱいに果肉からジュースが溢れ出てきます。

円錘形の形で粒はカナリ大きくボリューム満点で、外皮はツヤのある紅色をしており中身はほんのり赤みがかった美しい色合いとなっています。

しかし、とよのかは大粒ながら歪な形で栽培される事が多く見栄えの悪さからも人気が低迷した事も考えられます。

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とよのかといういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
とよのかは福岡県や長崎県、佐賀県といった九州エリア一帯で栽培されていました。

しかし、甘さや酸味、香りの改良によって多くの品種が登場した事で、現在とよのかの生産者はほとんどいない状態となっています。

そんなとよのかの集荷時期は12月~5月頃となり、最も美味しい旬は1月~3月頃で大粒で甘みも酸味も存分単に堪能出来る時期です。

あとがき

現在では「あまおう」や「とちおとめ」といった品種が主流となっていますが、「とよのか」もかつては人気が高い品種となっていました。

大粒で食べ応えがありながら、丁度良い甘酸っぱさを持っているとよのかは今でも多くのファンがいるいちごとなっています。

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