さくらんぼ
フルーツの中でも小さい果実が特徴的なさくらんぼは小さいながらも甘さと酸味が凝縮され、真っ赤な色合いが多くの女性を虜にさせてくれています。

そんなさくらんぼと言えば佐藤錦をイメージされる方が多いですよね。

でも「山形美人」という品種も人気のある品種なのです。

山形美人の魅力と特徴についてご紹介します。

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山形美人というさくらんぼの品種について

黒板
山形美人は山形県のさくらんぼ農家である天野氏によって発見された品種です。

この品種は実は佐藤錦と同じ品種となっているのです。

山形美人は1979年に発生した台風によって倒伏した佐藤錦の樹木から実生した枝変わりの品種となっています。

1994年に出願され、1998年に品種登録されています。

山形美人ってどんな味や形などに特徴があるの?

さくらんぼ
山形美人は形や大きさは佐藤錦とほとんど同じなのですが、大きな違いは色合いです。

山形美人は佐藤錦よりも真っ赤な光沢の色合いとなっており、まさに「食べられるルビー」のような美しとなっています。

縫合線の部分は着色が薄く、縦に一本線が入ったような外観です。

また山形美人の魅力はその美しさだけではないのです。

佐藤錦の枝変わりの品種となっていることで甘さも抜群で、高い糖度の果肉がびっしりと詰まっているうえ、頬張るとジュースが溢れる程たっぷりの果汁。

甘味だけでなく程よい酸味もあり、さくらんぼの美味しさを存分に堪能出来ちゃいます。

外皮の形はハート形で硬さも程よくある事で食感も楽しめる上、日持ちの良さも魅力的と言えます。

粒の大きさは若干小粒となっていますが、それでもさくらんぼの凝縮された甘さを楽しむ事が出来るのです。

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山形美人はどこ生まれのさくらんぼでどこで主に生産されているの?旬は?

ポイント
山形美人は山形県で発見された品種となっており、山形県で栽培が行われています。

山形県以外では北海道や長野県でも栽培が行われていますが、山形県が主な産地となっています。

そんな山形美人の集荷時期は6月上旬~下旬頃となっており、最も美味しい旬は6月中旬~下旬となっています。

甘さと酸味の良さ、そして真っ赤な色合いの山形美人を楽しみたいならこの時期がオススメと言えます。

その他

黒板
山形美人は佐藤錦の枝変わり品種となっており、佐藤錦とほぼ変わらない美味しさを持っています。

しかし佐藤錦よりも5日程早く集荷出来る早生品種と安っている事で、佐藤錦の集荷前にその美味しさを味わう事が出来ちゃうのです。

また佐藤錦は糖度が高い事で果肉が柔らかくなってしまい、輸送に不向きな面があります。

しかし山形美人は程よい硬さを持っている品種となっている事で、傷つきや潰れ難さの面では佐藤錦よりも人気となっています。

あとがき

佐藤錦のような甘さを持ちながらさらに美しい外観を持っている山形美人。

その美しさはまさに「山形の女性のような美しさ」を表したさくらんぼのようです。

見た目の美しさだけでなく、内面にも優れた山形美人は多くの方を魅了させる品種なのです。

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