丸くて小さくて甘い、そんな果物が何かご存じでしょうか?
まるで小さなルビーのような美しさを持ち合わせた真っ赤な色合いが特徴的なさくらんぼ。
甘くてジューシーな味わいに誰もが満足しちゃいますよね。
そんなさくらんぼの品種の中でも欲に有名なのが佐藤錦。
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佐藤錦というさくらんぼの品種について
佐藤錦は1912年に「ナポレオン」と「黄玉」の後輩によって誕生した山形県のオリジナル品種です。
佐藤錦は数多くあるさくらんぼの中でも最も有名な品種とも言えます。
そんな佐藤錦の名前の由来は生みの親でもある佐藤栄助氏の「佐藤」と砂糖のような甘さが特徴的という事から「佐藤錦」として名づけられました。
佐藤錦ってどんな味や形などに特徴があるの?
佐藤錦は外皮が柔らかい事で物凄く出デリケートに扱われています。
傷つきやすくしっかりとした状態で梱包されるのです。
しかし果肉が柔らかくとてもジューシーで、かぶり付くとさくらんぼの濃厚なジュースが溢れ出てきます。
外皮は光沢を帯びた真っ赤な色合いにほんのりと黄色掛かった美しさがまるで「赤いルビー」のような輝き。
糖度が高い事で口いっぱいにさくらんぼの旨味が広がります。
一般的にさくらんぼの平均糖度は17度となっており、20度を超えると糖度が高いと言われています。
しかし佐藤錦はなんとピーク時には27度にもなります。
この糖度の高さが「砂糖のような甘さ」に納得出来ますよね。
またさくらんぼの平均重量は7g程となっているのですが、佐藤錦は10gを超える大粒。
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佐藤錦はどこ生まれのさくらんぼでどこで主に生産されているの?旬は?
佐藤錦は山形県で誕生した品種となっており、山形県内で生産されているのです。
山形県はサクランボの生産量の国内シェアの80%を占める割合となっており、山形県が佐藤錦の主な生産地なのです。
また山形県以外では青森県や山梨県、北海道にのいても佐藤錦は生産されているのです。
そんな佐藤錦の旬は6月~7月の前半頃となっています。
ハート形の整った形で光り輝く美しさ、そして酸味が抑えられ甘さを存分に味わえる佐藤錦はこの時期に味わいたいですね。
その他
佐藤錦は佐藤栄助氏によって誕生された品種となっていますが、佐藤錦誕生に欠かせない人物がもう一人いるのです。
それは「育ての父」とも呼ばれている岡田東作翁。
新たな品種の開発に苦闘している友人でもある佐藤栄助に協力し、15年もの歳月をかけてようやく佐藤錦を誕生させることが出来たのです。
つまり現在、佐藤錦を味わえるのも佐藤栄助と岡田東作翁のおかげとも言えるのです。
佐藤錦は当初「出羽錦」と名付けられたのですが、岡田東作翁の助言により佐藤錦としてデビューしたのです。
あとがき
甘さが魅力的な佐藤錦。
でも高級品として出回っている事でなかなか頻繁に味わう事が出来ないですよね。
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