びわ
フルーツは甘味と酸味、そして濃厚さが魅力な食べ物として世界中で食されています。

日本においてもリンゴやミカン、バナナと言ったフルーツが定番ともなっていますが、四季に応じたフルーツも数多くあります。

穏やか暖かさも過ぎ、夏の訪れが近づいてくると街中で観かける事が出来るフルーツがあります。

それは「ビワ」です。

若い世代の方にとってはあまり馴染み深いフルーツでは無いと思われますが、日本を代表するフルーツとして親しまれています。

そんなビワにも多くの品種がありますが、「涼風」は人気が高いビワとなっています。

そんな涼風についてご紹介します。

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涼風いう品種について

涼風は1974年に長崎県果樹試験場にて誕生した品種です。

「楠」と「茂木」を交配した種から選出された品種となっており、1996年に登録出願され、1999年に品種登録された品種です。

出願時には「ビワ長崎1号」という名前で、この涼風の開発・誕生は農林水産省の指定試験事業を目的とされ誕生した品種となっています。

涼風というビワの特徴は?

黒板
涼風の最大の特徴はその大きさで、一般的なビワの重量は30g~40g程ですが、涼風の重量はなんと50g~60gと2倍近い大きさとなっています。

ビワは皮を剥いて食べなければならない為、皮を取り除くと食べる部分がほんの少しになってしまいます。

これではビワをお腹いっぱい食べたという気持ちになれませんが、涼風は大きい分果肉もたっぷりとなっており存分に味わう事が出来るのです。

そんな大粒の涼風の最も気になる面はやはり味ですよね。

大粒だから「あまり美味しくない」なんて感じちゃいますよね。

しかし、涼風はただ大きいだけではなく、酸味が少なく甘みが凝縮されており、ビワの甘さを心ゆくまで味わえるのです。

そして、ビワ本来の爽やかな香りが強く果肉からはジュースが溢れ出てきます。

程良く硬さもありながらジューシーな涼風はかぶりつくと口いっぱいに果汁と香りが漂う贅沢品とも言えます。

糖度は平均的に13°~14°で、ビワの品種の中でも甘さを堪能出来る品種となっています。

この大きさと味は誰しもが納得するビワとなっており、自宅用は勿論贈答用にもピッタリです。

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涼風というビワはどこで生産されている?旬は?

びわ
涼風は長崎県で誕生した品種で、主な栽培は長崎県内となっています。

そんな涼風は多品種と比較すると早い時期に収穫出来る品種となっており、最も美味しい旬は5月~6月頃です。

糖度も十分に高まり、甘くてジューシーな果肉を存分に楽しみたいのならこの時期の涼風がオススメとなります。

あとがき

数多くあるフルーツの中でも、限られた時期でしか味わえないビワ。

だからこそ初夏の時期にはビワを味わって欲しいのです。

甘みも香りもビワの中ではトップクラスの「涼風」はビワ好きには堪らない絶品さを持ち合わせています。

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