びわ
フレッシュなフルーツは芳醇な香りや濃厚な味わい、そして甘酸っぱさが多くの方を魅了させてくれる存在となっています。

そんなフルーツにも多くの種類がありますが、日本国内では古くは奈良時代には食されており、江戸時代に入ると栽培も盛んになったフルーツがあります。

それは「ビワ」です。

楽器の「琵琶」の形に似ている事から「枇杷(ビワ)」と呼ばれ、初夏の時期に流通するフルーツともなっています。

そんなビワにも多くの品種があるのですが、「長崎早生」という品種は早生品種の中でも特に人気が高いビワとなっています。

そんな長崎早生の魅力をご紹介します。

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長崎早生という品種について

教師の画像
長崎早生は長崎県で誕生した品種で、「茂木」と「本田早生」の交配によって誕生し、1976年に品種登録された品種です。

長崎早生は早生品種の中でも特に集荷時期の早い品種で、寒さに弱い品種となっており、ハウス栽培された長崎早生は1月頃には集荷可能です。

その為、多くのビワは5月~6頃が旬となっていますが、長崎早生は3月頃には店頭で見かける事が出来る品種です。

長崎県においてはほとんどがハウス栽培となっていますが、鹿児島県においては露地栽培も行われており、全国的に人気が高い品種です。

長崎早生というビワの特徴は?

びわ
長崎早生の大きな特徴は甘味を存分に味わえる事です。

長崎早生の平均糖度は12°程となっており、全国的に有名な茂木よりも甘みがあるビワとして人気となっています。

そしてビワのほんのりとした香りが口いっぱいに漂います。

種の周りには濃厚な橙色の果肉がびっしりで、かぶり付くとほのかな酸味とみずみずしいジュースがたっぷりと溢れ出し、ビワの甘さを存分に味わう事が出来るのです。

外皮も鮮やかな橙色で形もビワ本来の茂木に似た形状となっていて、粒は40g~60g程とビワの中でも比較的大き目な品種です。

甘みが凝縮されジューシーな果肉でありながら大粒の長崎早生は、1個でビワを満喫出来る品種として多くのリピータ―がいるのです。

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長崎早生というビワはどこで生産されている?旬は?

ポイント
長崎早生は長崎県で誕生した品種で長崎県内で栽培が行われていますが、その他、鹿児島県や和歌山県でも栽培が行われています。

そんな長崎早生は早い時期だと1月頃から集荷される品種となっており、集荷時期によって旬が異なります。

しかし、平均的な旬は3月頃で完熟し甘みの強いジューシーな果肉を堪能出来る時期となっています。

あとがき

長崎県は全国的に観てもビワの収穫量が堂々の第1位。

そんな長崎県には多くの品種がありますが、甘みが強く香り高い長崎早生は人気が高い品種となっています。

多くの品種が初夏を迎える時期となっていますが、この長崎早生は1月頃から出回りだすので、冬や春にもビワを味わえるビワ好きにはうれしい品種です。

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