びわ
四季の中で最も暑い夏の時期。

そんな夏の訪れを知らせるフルーツがあります。

それはビワです。

5月~6月頃になるとスーパーの青果売り場でビワを観かけると「もう初夏か」なんて感じさせてくれるフルーツです。

ビワは江戸時代には栽培が盛んとなったフルーツであり、国内においては数多くの品種が栽培されています。

その中でも比較的新しい品種が誕生し、注目を浴びているのです。

それは「なつたより」です。

ビワ界のニューフェイスとも言えるなつたよりの魅力をご紹介します。

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なつたよりという品種について

教師の画像
なつたよりは長崎県果樹試験場にて誕生した長崎県のオリジナル品種で、「長崎早生」と「福原早生」の交配によって誕生し、2008年に登録出願され、2009年に品種登録されました。

なつたよりの開発は1990年から進められており、6000種のかけ合わせから選抜され、約20年もの歳月をかけて誕生した品種となっています。

そんな「なつたより」の名前の由来はビワの旬が初夏となっている事で「夏の訪れを告げる果実」という事から名付けられています。

なつたよりはビワ特有の病気であるがんしゅ病に対して、強い抵抗力を持った品種で、収穫量のアップや十分な成熟に期待が込められている品種となっています。

さらになつたよりは農林水産省の委託等により育成したビワという事もあり、「びわ農林6号」として認定され、優れた品種である事が解ります。

また露地栽培においては「大房」や「田中」と比較すると早く収穫出来る面もなつたよりの魅力となっています。

なつたよりというビワの特徴は?

びわ
なつたよりは甘味が十分感じられるビワで、平均糖度は12°程と糖度の高さが魅力となっています。

しかも肉厚な果肉となっており、ビワを存分に楽しむ事が出来ます。

また従来の品種と比較すると果肉は柔らかくジューシーで、口いっぱいにビワの味が広がります。

酸味も程良く感じられ、後味がスッキリとしており、いくらでも食べれちゃうビワです。

形は丸みを帯びた卵型となっており、平均重量も60g程とビワの品種では大き目なサイズも魅力的です。

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なつたよりというビワはどこで生産されている?旬は?

ポイント
なつたよりは長崎県で誕生した品種となっており、長崎県を中心に栽培が行われています。

また千葉県においても栽培はされております。

なつたよりは5月初旬から集荷が始まり、もっとも美味しい旬は5月下旬~6月上旬となっています。

旬の期間は非常に短いですが、甘みが凝縮されたジューシーな果肉は抜群の美味しさです。

あとがき

多くのビワが巷では流通されておりますが、比較的新しい品種であるなつたよりも魅力が満載となっており、多くの方を虜としています。

初夏の訪れを感じたら、是非とも味わって頂きたいビワです。

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