朝食の食パンには欠かせないジャム。
そんなジャムの中でも一番人気は、やはりいちごジャムです。
このように、人気の高いいちごジャムですが、市販されているものの中には、りんごから作られているイチゴジャムもあるっていう噂を聞いたことありませんか?
「りんごを原料にするのなら、りんごジャムを作ればいいんじゃないの?」って思いますよね。果たしてこの噂は本当なのでしょうか?
目次
りんごからいちごジャムを作る!その噂は本当だった!
早速ですが、「りんごからいちごジャムを作る」というこの噂、本当なのでしょうか?
答えは、本当です。りんごを原料にしたいちごジャムは実際作られており、市販されています。
なぜ、りんごを原料にしていちごジャムを作っているのでしょうか?気になりますよね…。
台風などで落ちたりんごを使っていちごジャムは作っていた!
実は、これらのりんごを原料としたいちごジャムは、台風などで落ちてしまったりんごを使って作っています。
りんごの収穫時期である秋は、日本では台風の被害が最も大きい季節です。このりんごの収穫時期に、台風等の強風により、せっかく美味しく実ったりんごは大量に落ちてしまいます。
これらの落ちてしまったりんごは、味は全く問題ありませんが、傷がついてしまい外見が悪くなってしまっている為、市場で売られることはありません。
つまり市場価値は、とても下がってしまいます。
その結果、これらの落ちてしまったりんごの多くは、りんごジュースに加工されます。
そして、残りの一部のりんごは、なんといちごジャムに加工されてしまうのです。
りんごから作るいちごジャムは体に良くないって本当?
このような経緯をたどって作られたいちごジャムは体に良くないと言われていますが本当なのでしょうか?
残念なことに、りんごが原料のいちごジャムのほとんどは体に良くないです。
その理由は、加工過程にあります。
落ちてしまったりんごは、非常に安価で加工会社に買い取られて加工されます。まず始めに、いも類やデンプンを加えて、ジャム独特のトロッとした粘り気を出します。
その後、いちごのきれいな赤色や甘い味、香りを出すために、多くの食品添加物を加えていき、いちごジャムが出来上がるのです。
いちごを原料として作られるいちごジャムは、いちごと砂糖だけで作られるのに対して、りんごを原料としたいちごジャムは、多くの食品添加物などを加えなければ作ることはできないのです。
そして、このように多くの手間がかかる、りんごを原料としたいちごジャムの方が安価でできてしまうのです。
全てのいちごジャムが体に悪いというわけではない
しかし、りんごを原料とした全てのいちごジャムが体に悪いというわけではありません。
危険な食品添加物を使わずに、天然の原材料のみを使って、作られているいちごジャムもあります。
まとめ
今回は、「いちごジャムはりんごで作られているっていうのは本当なの?調べました!」についてお話してきました。
今まで気づかなかった方も多いかもしれませんが、実際に私たちの身近で市販されているいちごジャムの中にも、りんごを原料としたいちごジャムはたくさんあります。