皆さんはどんな柑橘類がお好きですか。
カボスやすだちなどもあらゆる料理にピッタリですが、柚子も魅力的な柑橘類ですよね。
香りも良く爽やかな味わいがクセになってしまい、高いリラックス効果も得られるとして入浴剤でも使用されています。
そんな柚子には「花柚子」という柚子がある事をご存知でしょうか。
「本柚子なら知っているけれど」何て方が多いと思われます。
そこで今回は【花柚子とは?本柚子とどう違うのか?】についてご紹介致します。
目次
花柚子とは?
花柚子は日本原産の柚子で、ゆずの近縁種にあたり1個の重量が50g程とやや小さめのサイズですが、果汁がたっぷりなので料理の味付けにピッタリな品種です。
果実だけでなく、花の部分も香りが良い事で花の部分も香り付けとして重宝されています。
この魅力的な香りから「花柚子」と名付けられています。
花柚子は別名がいっぱいある
花柚子はさまざまな所で活用されていますが、「花柚子」という名前以外にも別名が沢山あるのです。
「一才ゆず」、「常柚(とこゆ)」とも呼ばれているのです。
本柚子と花柚子の違いと見分け方は?
本柚子と花柚子は異なる品種となっており、本柚子が市場では「柚子」として扱われています。
では本柚子と花柚子の違いや見分け方があるのか気になりますよね。そこで両方の違いをご紹介したいと思います。
大きさ
花柚子は本柚子よりも小ぶりのサイズとなっています。
香り
花柚子よりも本柚子の方が豊かな香りを楽しむ事ができます。
結実期間
本柚子は結実するまで20年近く掛かると言われていますが、花柚子はなんと1年程でも結実が可能となっています。
原産国
本柚子は中華人民共和国中央や西域が原産と言われており、日本では飛鳥時代や奈良時代には栽培されていたと言われている品種ですが、花柚子は日本が原産の柚子です。
見分け方
大きさは本柚子の方が大きく香りも本柚子の方が強い。
このポイントを押さえておくと、スーパーで見かけた時に見分ける事が出来ますね。
花柚子は香りが弱いから付け合せ程度?
花柚子は本柚子よりも香りが弱い事で付け合わせ程度にしかならない?と感じてしまう方もいらっしゃいますよね。
でも決してそんな事はありません。
しっかりとした酸味と豊かな香りを楽しむ事ができますし、何より花の部分が魅力的な香りを持つ事から花の部分も料理として使われる事もあるのです。
本柚子にはない魅力をしっかり持っている事で、決して本柚子に劣っている事はないのです。
あとがき
花柚子は本柚子よりも小さく香りが楽しめないと感じてしまいますが、本柚子にはない魅力もしっかりと持ち合わせているのです。
どんな料理にも相性ピッタリとなっているので、花柚子も使ってみては如何でしょうか。