ぶどう
ぶどうの品種によっては、ブルーベリーと形も色も味も似ているものがあるので、仲間かな?植物学的に同じ分類かな?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、全く別ものなのです!その違いついて、詳しくご紹介したいと思います。

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ぶどうとブルーベリーの違いとは?

教師

植物学的に、また味、栄養価、見た目と項目ごとに、ぶどうとブルーベリーの違いをお話しします!

植物学的な分類の違いは?

<ぶどう>

ブドウ科ブドウ属で、蔓性落葉低木です。よく屋外でつるが巻き付き、ぶどうの房がなっているのを見掛けることがあると思います。

品種により違いますが、ペルシア・カスカス地方や北米が原産の植物です。

稲穂のように多数の淡緑色の花を付けた花穂を出して、その後、子房が発育した球状の液果を数十個付けた、房状となるのです。

その液果は品種により大きさが2~8センチ程となります。

<ブルーベリー>

ツツジ科スノキ属シアノコカス節で、落葉低木小果樹です。和名は、「つるこけもも」といいます。

北米原産です。白や淡緑色のつりがね状の小花を十数個ほど房状に付け、子房と花托(かたく)が発育して、緑→赤→紫黒色の小球状の液果となるのです。その液果の大きさは、0.5~1.5センチほどになります。

植物学的分類が違うのはもちろん、ぶどうがつるを巻いて成長するのに対して、ブルーベリーは樹木です。実の成り方も房状に対して、一つ一つ花が咲いて独立した実になるという違いがあります。

味の違いは?

<ぶどう>

濃厚な甘味と酸味のバランスが良い果物ですね。特に熟したものは、甘味を強く感じられると思います。

房状になるぶどうは、上の方から熟していくため、上の方が甘味が濃く、下の方がよりあっさりした味わいとなります。

<ブルーベリー>

こちらも、甘味と酸味のバランスが良い果物ですが、ぶどうに比べると幾分あっさりとした味わいになります。

もちろん、どちらも品種により味わいに違いがありますよ。

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栄養価の違いは?

<ぶどう>

暗紫色のぶどうの皮には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが、赤色のには、レスベラトロールが含まれています。

疲労回復、老化防止、美肌効果、アレルギー症状の緩和に役立つといわれています。

是非ぶどうは、皮ごと食べるのをお勧めします!ただし、皮の栄養素を摂りたいけれど食感が気になる方は、冷凍して半解凍のシャーベット状にして食べると問題なく食べられますよ。

また、ぶどうの甘味の主成分はブドウ糖です。

この成分は、肥満の元であり、敵視されることが多いのですが、実は人間が活動する際のエネルギー源となり、脳の栄養となるのです。記憶力が高まったりと、良い効果も期待できます!

<ブルーベリー>

こちらも、ぶどうと同じくポリフェノールの一種であるアントシアニンがより多く含まれており、眼精疲労の回復、視力の改善に役立つといわれています。

また、活性酵素の働きを抑制する効果もあり、老化防止、毛細血管を強くし、血栓症や動脈硬化、発ガン予防になります。

元々皮ごと食べる果物ですので、ぶどうよりも手軽に美味しく栄養素が摂れますね。また、ビタミンEも豊富に含まれています。

見た目の違いは?

<ぶどう>
ふどうには、色で3種類に分類することができます。暗紫色、赤色、淡緑色です。

デラウェアなどは、暗紫色かつ粒が小さいため、ブルーベリーとよく似た見た目になります。もちろん先に述べた通り、分類としては全く別の果物です。

<ブルーベリー>

紫黒色の小さい球状の実です。ぶどうの品種により、色は似ていますが、粒の大きさが違います。

更に見た目という観点で大きな違いは、房状のぶどうに対して、個々で実になるという点ですね。

まとめ

ふどうとブルーベリー、似て非なるものだということがお分かりになったと思います。

どちらも皮ごと食せば栄養満点な果物です!生食だけではなく、冷凍してシャーベット状にしてみたり、食べ方も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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