ぶどう
旬の時期を迎えると、スーパーに様々な種類のぶどうが並び、目移りしてしまいそうですよね。

せっかくなら、美味しいぶどうを買いたい!と考えるもの。

それを見分けるヒントとなる「ブルーム」について、またブルームと見間違いやすいカビについてもお話ししたいと思います。

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ぶどうに白い粉が付着している!この正体は?

黒板
ぶどうに白い粉が付いているのを見掛けたことありませんか?

あれって農薬?それともカビ?もしくはホコリ?なんて思って敬遠していたあなた。非常にもったいないです!

その白い粉が「ブルーム」なのです。これから詳しくご紹介します!

ブルームとは?

ぶどうの果実自体にごくわずかながら脂質が含まれています。おおよそ、ぶどう100グラムに対して0.1グラムほど。この脂質から作られた蝋が表面に出てきて白い粉状になり、ブルームとなるのです。

ブルームは果粉とも呼ばれ、ミネラルが主成分なので、人体に害はありません。

ブルームの役目とは?

先程もお話しした通り、蝋なので水分を弾いてくれます。雨や朝霧からぶどうを守り、常に湿度の高い梅雨の時期などは余分な水分を弾くことにより、病気を防いでくれます。

また、果実自体が持っている水分の蒸発も防いでくれるので、鮮度を保つことができます。

ただし、水洗いをするとブルームは落ちてしまいます。食べる直前に、食べ切れる分だけ水洗いをすることをお勧めします。それにより、鮮度を保つことができますよ。

ブルームは美味しいぶどうのサイン!スーパーで見かけたら優先して選ぶべき?

もちろん、優先すべきです!

ブルーム付きのぶどうは、新鮮かつ果実が健康で、甘く美味しいぶどうの証でもあります。

また、軽い接触だけでも落ちてしまうことがあるので、丁寧に農家さんで扱われ、梱包・出荷された証拠でもありますね。

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このブルームは、ぶどう以外の野菜や果物にも付いている?


実は、ブルームはぶどう特有のものではないのです!

きゅうり、柿、リンゴ、ブルーベリー、すもも、プルーン、スイカなどにも付いています。

そういえば見掛けたことあるかも?とお思いの方も多いのではないでしょうか。特にきゅうりは、何これ?カビ?なんて訝しげに感じた方もいらっしゃるのでは?

しかし、本当は美味しい証だったのですね。実は農家さんもそこが悩みどころで、ブルームが付着したきゅうりは売れ行きが芳しくないそうです。

そこで、ブルームの付かない品種を改良したり、出荷前にブルームを拭いてしまうこともあるそうです。

鮮度を保つという大切な役目もあるので、残念ですね。消費者に正しい情報が広く認知されることを願うばかりです。

ぶどうに白いふわふわしたものが付着していた!これは何?食べても良いの?

ぶどう
ブルームが白い粉状に対して、白いクモの巣ようなものが付着しているぶどうを見掛けたことありませんか?

あれは、カビです!

もちろん、食べてはいけません。しかし、全て捨ててしまう必要もないのです。せっかく購入したぶどうですもの、できる限り食べたいですよね。

そこで、食べられる食べられないの境目を見分けるポイントをお話しします!

・茎のみにカビが付着しているしている場合

茎から実を丁寧に取り外し、よく洗ってから、皮を剥いて食べて下さい!

・実にもカビが付着している場合

そのカビが表皮だけなら、丁寧に洗って皮を剥けば、食べることができます。

ただし、次の場合は注意が必要です!

異臭がする

濁った汁が出てくる

触った感触がぐにゃっとしている

この場合は、実の中までカビが入り込んで腐っている可能性が高いです!くれぐれも食べないようにして下さいね。

まとめ

ぶどうに付いている白い粉状のもの「ブルーム」についてお話ししてきました。

実は、鮮度や美味しさを保つために重要な役割を担っているのことがお分かりになったと思います。

カビとブルームの違いもご紹介しました。是非ブルーム付きのぶどうを購入して、味わってみてはいかがでしょうか。

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