桃の代表的な品種として有名な「白鳳」系の品種には、「日川白鳳」や「桃山白鳳」、「みさか白鳳」、「山梨白鳳」、「八幡白鳳」などがあります。

今回は沢山存在する「白鳳」系の品種のひとつである「みさか白鳳」についてご紹介したいと思います。

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みさか白鳳とは?

教師の画像
「みさか白鳳」は、山梨県の笛吹市御坂町で「白鳳」の枝変わりから育成された山梨県のオリジナル品種として1989年(平成元年)に御坂町農業協同組合によって品種登録されました。

桃王国として有名な山梨県が作った桃!!と聞くだけで絶対に美味しい!と自信を持ってお勧めできる一品です。

みさか白鳳という桃の味の特徴は?


「みさか白鳳」は、「白鳳」系の特徴でもある柔らかでジューシーな果肉と爽やかな甘味が特徴です。

大きさは250g~280gとあまり大きくありませんが、乳白色の果肉は多少繊維質があるので絶妙な歯ごたえを演出してくれます。

「みさか白鳳」は、一口食べると果肉が口の中で解けていく食感と程よい渋みと酸味のバランスに病み付きになる人も多いです。

味だけでなく、「これぞ桃」と誰もが納得する芳醇な香りが更に美味しくしてくれます。

そして、最大のポイントは雨に強い事です。桃は、過度な湿気に弱く大量の雨に当たると実が割れてしまいます。

せっかく大事に育ててきた桃が収穫直前の雨で割れてしまうと生産者の方は悲しいですよね。

最近は、地球温暖化が原因といわれる異常気象が増えてきて暑い時期の集中豪雨が増えてきているので、桃が苦手とする雨に強い品種「みさか白鳳」は、貴重な存在といえます。

みさか白鳳の旬の時期はどこで主に栽培されているの?


「みさか白鳳」は「白鳳」より少し早い7月初旬~7月下旬に収穫される、路地ものとしては早い時期に出荷される品種です。

そんな「みさか白鳳」を栽培している地域は、9割近くが山梨県となっています。山梨県で生まれた「みさか白鳳」は、生まれた土地で育つのが一番美味しいのかもしれませんね。

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みさか白鳳の美味しい食べ方は

ポイント
「みさか白鳳」はそのまま食べても美味しいのはもちろんですが、ジャムに加工したり、タルトのような生の桃を合わせたケーキも美味しいです。

あまり、長期保存には向かない品種なので少し傷みが出だしたら急いで食べるか、加工して食べることをお勧めします。

他にも、モッツァレラチーズと組み合わせた目でも舌でも楽しめる贅沢な一品「桃モッツァレラ」もお勧めですし、桃が主役のパフェや、かき氷のシロップ、ジェラートの原料として使われたりしています。

開花時期には、市全体が桃源郷になります


「みさか白鳳」が生まれた山梨県笛吹市は「日本一の桃の里」といわれる位、桃の生産が盛んな地域です。

そんな山梨県笛吹市、3月下旬~4月中旬の桃の花が咲くころは「これこそが桃源郷」と誰もが思ってしまう位、町全体がピンク色に染まります。

開花時期は、桃源郷を一目見ようと観光客が沢山訪れます。素敵な写真を撮って、SNSにアップしたらインスタ映えする事間違いなしです。

開花時期に合わせて、「笛吹市桃源郷春まつり」が開催されますので足を運んでみるのはいかがでしょうか?

まとめ

今回、ご紹介した「みさか白鳳」はいかがでしたか?

爽やかな甘味がすっきりとした後味を感じさせてくれる「みさか白鳳」、そのまま食べてもジャムやケーキ・パフェなどにもピッタリの品種です。

沢山ある「白鳳」系の桃を食べ比べして、それぞれの美味しさの違いを確認するのもお勧めです。桃のシーズンになったら是非その美味しさを味わってください。

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