秋の味覚の一つでもある柿。
毎年柿の登場を心待ちにしている方も多いですよね。
そんな柿の品種を気に掛けて購入している方はいらっしゃいますか。
柿にも多くの品種がありますが「富有柿」と「次郎柿」の違いってご存知でしょうか。
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富有柿とは?
富有柿は1857年岐阜県瑞穂市居倉の小倉初衛が栽培を行い、福島才治が別の木に接木した事で育成した品種です。
1898年に開催された柿の品評会で1位になった事で人気となった品種なのです。
日本においては多くの品種が流通していますが、一般的に食べる機会が多い品種はこの富有柿と言える程メジャーな存在となっています。
甘味が十分に楽しめる事で生食として味わう事も多いですが、サラダやシャーベットとしてもピッタリな品種です。
次郎柿とは?
次郎柿は1844年に静岡県周智郡森町の松本治郎吉氏が太田川で発見し、自宅で植えた事で誕生した品種です。
次郎柿は発見者の名前から次郎という名前が付けられていますが、戦後までは「治郎柿」として親しまれていました。
厚木自体は1869年の火災により焼失してしまったのですが、残っていた根から新たに生長した柿はより甘味が増した美味しさともなっており、現在では静岡県の指定天然記念物として保存されている品種です。
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富有柿と次郎柿の違いとは?
富有柿は丸みを帯びた形となっています。
糖度が15~16度程となっており、甘味が十分に堪能出来る品種です。
1個の重量が280g程もあり、ボリュームさも楽しめる品種です。
果肉はとても柔らかくかぶり付くと口いっぱいに果肉の美味しさが広がります。
ハウス栽培では8月頃には流通されていますが、10月下旬頃~12月中旬が出回りの時期となっており、11月頃の富有柿が最も甘味を蓄え柔らかな果肉を堪能する事が出来ます。
次郎柿は四角形の形が特徴的となっています。
1個が250~280g程の重量があり、やや大きめの品種となっています。
果汁はほとんど含まない品種となっていますが、果肉に硬さがある事でシャキシャキとした食感を楽しめる品種です。
その為、硬めの食感が好きな方から人気ともなっています。
外皮は鮮やかなオレンジ色となっており、見た目の美しさも魅力となります。
次郎柿は10月下旬~12月上旬頃が収穫時期となっており、11月頃が旬となっています。
あとがき
日本でも古くから親しまれている富有柿や次郎柿。
それぞれ異なる味わいや外観がある事で、人気の品種となっています。
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