柿と言えば秋の果物の代表ともなっていますよね。

甘味とオレンジ色の外皮の美しさが魅力ともなっていますよね。

そんな多くの方から人気のある柿には青い色合いの柿がある事をご存知でしょうか。

青い色合いが特徴的ともなる太秋柿についてご紹介致します。

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太秋柿とは?


太秋柿は「たいしゅうかき」と読みます。

「次郎」と「興津15号」の交配によって誕生した品種と「富有柿」の交配によって誕生した品種です。

1994年8月に品種登録された完全甘柿となっています。

なんで青いの?


柿と言えばオレンジ色や橙色の外皮が一般的ですよね。

しかし太秋柿はなんと青い色合いの外被なのです。

太秋柿は完全に色付いた橙色もありますが、青い外皮もあるのです。

柿の外皮が青いと「未熟状態?」と感じてしまいますよね。

しかし青い色合いの太秋柿は甘味が堪能出来る状態となっているのです。

何故に青い状態なのに甘味を感じる事が出来るのか不思議に感じちゃいますよね。

太秋柿は柿の品種の中でも、渋みが早く抜ける品種となっているのです。

その為、本来柿はオレンジ色や橙色に色付いてから収穫されるのですが、太秋柿は渋みが早く抜ける品種となっている事で青い状態から収穫されています。

つまり色付きは未熟な状態となっているのですが、渋みは抜け甘味が蓄えられている状態となっています。

ほとんどの柿はこの状態で食べると渋みだけが感じられ、食べる事なんて出来ないですよね。

太秋柿の味の特徴は?


太秋柿は1個の重量が300~400gと柿の中でも大きいサイズです。

500gを超える重量にもなる事もあり、ボリュームさも大きな魅力となっています。

平均糖度は16~18度と非常に高く甘味を十分に味わえる品種です。

果肉は程良い硬さがあり、シャリシャリとした食感を楽しむ事が出来ます。

柿の中でもシャリシャリとした食感を楽しめる品種ともなっており、青い状態の太秋柿はよりシャリシャリを存分に味わう事が出来ます。

種はほとんどなく、含まれていても2~3個程となっており、丸ごとかぶり付いて楽しむ事が出来ます。

甘味が強くシャリシャリとした食感と果汁もたっぷりと含まれている事で、柿の中でも人気の品種と言えます。

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太秋柿の旬と主な産地は


太秋柿は熊本県が国内生産量の約45%を占めています。

熊本県に次いで、福岡県や愛媛県といったエリアで栽培が行われています。

そんな太秋柿は10月上旬~11月下旬が収穫時期となっており、最も美味しい太秋柿は10月中旬~11月中旬頃となっています。

購入について

教師の画像
太秋柿は青い状態で収穫される事で、青い時期の物も流通されていますが、収穫から時間が経過すると色付いてしまいます。

青い状態を味わいのであれば、直接購入出来る販売所やネットでの購入がおススメとなります。

あとがき

青い色合いながら渋みを感じる事無く味わえる太秋柿。

渋みが抜ける時期が早い事で、青い色合いでも食べる事が可能となっています。

一見すると渋みを感じてしまいそうですが、甘味と独特な食感を味わえる品種となっています。

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