秋の訪れは多くの味覚の宝庫ともなる季節ですね。

そんな秋の果物と言えばやっぱり柿ですよね。

橙色の色合いと甘味がたっぷりの果肉はこの時期ならではの味わいとなります。

そんな柿には「西村早生柿」という品種もあるのです。

西村早生柿という品種の魅力をご紹介します。

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西村早生柿とは?

教師
西村早生柿は1953年、滋賀県大津市の柿農園で偶然発見された品種です。

発見された柿農園の園主である西村弥蔵氏から「西村早生柿」と名づけられ、1960年に品種登録されています。

西村早生柿の味の特徴は?糖度はどれぐらいなの?


西村早生柿は1個の重量が約220gとやや小さめの品種です。

ヘタの部分が少し窪んでおり、丸みがあるふっくらとした形となっています。

外皮鮮やかな橙色でツヤがあり、果肉はゴマと呼ばれる斑点が無数に広がっている傾向にあります。

このゴマが多い程、甘味を感じる事が出来るサインともなっています。

糖度は15度程と甘味がしっかりと楽しめる品種ですが、スッキリとした後味が魅力的となっています。

果肉は硬めとなっており、シャリシャリとした食感も西村早生の魅力と言えます。

果汁もたっぷりで、口いっぱいに西村早生柿を楽しむ事が出来ます。

西村早生は不完全甘柿となっており、稀に渋みがある個体が育成される事もあります。

自宅で栽培している場合は、断面のゴマの有無で判別する事がおススメと言えます。

購入時においては、判別する機材にてしっかりとチェックが行われており、渋柿が混ざる事が無いので安心して味わう事が出来ます。

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西村早生柿の旬(食べごろ)と主に生産している県は?

ポイント
西村早生柿は滋賀県で誕生した品種となっていますが、福岡県が国内生産量のトップとなっています。

福岡県に次いで、岐阜県や茨城県、鹿児島県、愛知県といった全国各地で栽培が行われている人気種です。

西村早生柿は甘柿の分類の中でも、出回りがい一番早い早生種となっており、9月中旬~10月下旬頃が収穫時期となっています。

スッキリとしながらも甘さが十分蓄えられた西村早生を堪能するなら、9月下旬~10月中旬が旬の時期となっています。

西村早生柿の選び方


西村早生柿は偶然発見された品種となっていますが、「富有柿」と「赤柿」の自然交配によって誕生したのではと考えられています。

美味しい西村早生柿は全体的にしっかりと橙色になっている物をチョイスする事です。

ツヤやハリもあり、重量感が感じられる西村早生柿は果肉がびっしりと詰まっています。

またヘタと果肉に隙間が無い事もしっかりと確認すると美味しい西村早生柿を堪能する事が出来ます。

あとがき

甘柿の中でも最も早く流通する事で、柿の訪れを心待ちにしている方から人気が高い西村早生柿。

全国的にも広く栽培されている事で、廃れる事が無い品種の一つとなっています。

スッキリとした甘味がある事で、飽きを感じる事なく秋の味覚を楽しめる品種となっています。

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