秋は自然が育んだ食材が美味しい時期ともなりますよね。

秋に美味しい食材は数えきれない程ありますが、忘れてはいけないのが「柿」。

黄色い色合いと甘味がびっしりと詰まった味わいは多くの方を魅了させてくれます。

そんな柿にも多くの品種がありますが「次郎柿」という品種をご存知でしょうか。

次郎柿という品種についてご紹介致します。

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次郎柿とは?

教師
次郎柿は1844年に静岡県周智郡森町に住む松本治郎吉氏が太田川で発見した幼木を自宅に持ち帰り植えた事で誕生した品種と言われています。

「次郎柿」という名前は発見者の名前が「治郎吉(じろうきち」という事から次郎柿と名づけられました。

次郎柿が世の中に流通された事は「治郎柿」の名前で流通されていましたが、戦後行こうは「次郎柿」として流通されており、現在では「次郎柿」が一般的となっています。

松本治郎吉氏が育てた厚木は1869年に発生した火災によって焼失してしまいましたが、翌年には根から新たな芽が誕生したのです。

焼失前と比較するとより甘味を増した次郎柿となり、現在でも静岡県の指定天然記念物として保存されている品種なのです。

次郎柿の味の特徴は?


次郎柿は完全甘柿となっている事で、甘味を楽しめる品種となっています。

1個の重量は250~300gとやや大きめなサイズです。

種はほとんど無い事で、丸ごとかぶり付いて食べる事が出来ますね。

果汁はそれ程多くはありませんが、果肉に硬さがある事でシャリシャリとした食感も魅力となっています。

次郎柿は四角形のような形が特徴的ともなっています。

オレンジ色の美しい外皮と果肉が柿らしさとも言えます。

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次郎柿の旬と主に生産している県は?

ポイント
次郎柿は愛知県が主な産地となっており、国内生産数の約25%を占めています。

愛知県に次いで、埼玉県や三重県を始め全国各地で栽培が行われています。

しかし数多ある柿の品種の中でも次郎柿は僅か3%程しか生産されていません。

次郎が気は10月下旬~12月上旬頃まで収獲されており、最も美味しい次郎柿を味わいたいのであれば11月がおススメと言えます。

次郎柿を干し柿にする時の簡単なレシピは?


次郎柿で作る美味しいい干し柿のレシピをご紹介しちゃいます。

※ヘタの部分を残し、皮を剥く

※ヘタの部分に吊るす為のビニールロープを括る

※ロープを括った柿を熱湯に5秒程浸す(殺菌消毒の為)

※雨が当たらず風通しの良い場所へ吊るす

※吊るしておく期間に適度に果肉を揉んであげるとより甘味が増します

※2週間程で外側が乾燥し、中がトロリとした干し柿が完成(より日持ちさせたい場合や乾燥させたい場合には長期間干しておくと良い)

元々、甘柿となっている事で次郎柿の欲し柿は甘味が凝縮された味わいとなり、干し柿にピッタリな品種とも言えますね。

あとがき

生食は勿論、干し柿では甘味を存分に堪能する事が出来る次郎柿。

国内流通数は多品種と比較すると、低い水準となっていますが、今も多くのファンがいる人気の柿ともなっています。

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