秋の味覚の一つでもある柿。
柿の訪れを待ち遠しくしている方は多くいらっしゃいますよね。
そんな柿にも多くの品種があり、異なる魅力が満載となっています。
柿の品種の一つ「黒柿」という品種をご存知でしょうか。
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黒柿とは?
黒柿は外皮が真黒いツヤがある品種です。
どのような品種の交配によって誕生したのか、日本ではいつ頃に誕生したのか、持ち込まれたのか一切謎となっている品種です。
黒柿の樹木は一般的に観かける事が出来る富有柿等と同じとなっており、黒柿だと発見する事は困難となっており、樹木を伐採した時に黒い縞模様が観られる事で判断されます。
その為、伐採時に黒柿と判明され、市場へ流通される事が多い品種です。
しかも樹齢100年以上経たないと縞模様を確認するのが困難となっており「神秘の銘木」とも称されています。
営農的に栽培される事は無く、このように偶然発見された樹木の育成により成実されている傾向があります。
ホームセンター等で販売される事もほとんど無く、道の駅といった所で稀に販売されていますが、非常に希少価値が高い品種ともなっています。
黒柿の味の特徴は?糖度はどれぐらいなの?
黒柿は1個の重量が100g程と柿の品種の中でも小粒なサイズとなっています。
先が尖ったトマトのような形でとても可愛らしい形をしています。
外皮は真っ黒な色合いとなっていますが、果肉は柿本来の橙色となっています。
主に観賞用として扱われる事が多い黒柿ですが、糖度が16度程と高く、甘味を堪能出来る品種です。
果肉はびっしりと詰まり、ジューシーな果汁がたっぷりです。
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黒柿の旬(食べごろ)と主に生産している県は?
黒柿は販売を目的とした栽培は行われておらず、偶然発見される事で市場に流通されています。
個人的に観賞用として栽培されている方もおりますが、全国的にみてもごく僅かとなっています。
その他
黒柿の木質は、一般的に緻密で堅いので加工しにくくて割れやすいのが特徴的となっており、和式の家具や床柱や建築用装飾材や茶道具の加工に使用されています。
あとがき
黒い外皮いとなっている為「腐っている」と勘違いされる事もある黒柿。
しかし世の中に流通している数は非常に少なく、なかなか観かける事が出来ない品種ともなっています。
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