おやつや食後のデザート、さらにはワインやジュースといった加工品でも重宝されているぶどう。
アマさの中にもほんのりとした酸味が含まれている事で、スッキリとした味わいが魅力的ですよね。
そんなぶどうの品種をいくつご存知でしょうか。
その中には「瀬戸ジャイアンツ」という品種はありますか。
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瀬戸ジャイアンツというぶどうの品種について
瀬戸ジャイアンツは1979年に岡山県赤磐郡瀬戸町のぶどう研究所「花澤ぶどう研究所」の花澤氏により「グザルカラー」と「ネオ・マスカット」の交配によって誕生し、1989年に品種登録された品種となっています。
ぶどうと言えば「種が邪魔」「小粒で食べた感ゼロ」「皮を剥くのが面倒くさい」と感じてしまう方が多くいらっしゃいます。
その為、ぶどうを食べない方もいらっしゃいます。
しかし瀬戸ジャイアンツはそんなぶどうのデメリットを全て改善した品種となっています。
瀬戸ジャイアンツは「大粒」「種無し」「皮ごと食べられる」の三拍子が揃った品種として、人気のぶどうなのです。
さらにこれらの良さは生食に限った事だけではありません。
ジュースやワイン、ゼリーといった加工品の製造の際には種を取り除く作業がある事でひと手間となっていましたが、種が無い事でそのまま簡単に加工できる面も大きな魅力とされています。
瀬戸ジャイアンツは岡山県で誕生した品種となっている事で「桃太郎ぶどう」とも称されています。
瀬戸ジャイアンツというぶどうの味や形など食べた時に感じる特徴は?
瀬戸ジャイアンツは粒が大きい品種となっています。
瀬戸ジャイアンツは15~20g程と大粒さが魅力ともなっています。
大きい物だと30gにもなり、一般的なぶどうの3倍以上の大きさとなります。
また大きいだけでなく、甘味が強く酸味もしっかりと味わえる事で、ぶどうの甘酸っぱさを堪能する事が出来ます。
さらにぶどうは皮が厚くて食べられない事も多いのですが、瀬戸ジャイアンツは皮が薄い事で皮ごと食べる事が出来、サクッとした食感も魅力となっています。
外皮は黄緑色となっており、完熟する程黄色が濃くなっていきます。
また形も他の品種と全く異なる魅力があります。
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瀬戸ジャイアンツはどこが主な生産地?旬の時期は?
瀬戸ジャイアンツは岡山県で誕生した品種となっており、岡山県での栽培量は国内生産数の約70%を占めています。
岡山県に次いで広島県や香川県といったエリアでも栽培が行われています。
そんな瀬戸ジャイアンツはハウス栽培ものは7月中旬頃から流通され始め、露地栽培ものは9月上旬~下旬頃となっています。
あとがき
大粒で甘味が凝縮され、変わった形をしている瀬戸ジャイアンツ。
瀬戸の広大な自然で育まれたぶどうは誰もが納得する美味しさとなっています。
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