ぶどう
甘酸っぱさと芳醇な香りが魅力的なぶどう。

巨峰やシャイン・マスカットといった品種があり、さまざまな味わいを楽しむ事が出来ています。

そんなぶどうの中には「甲斐路」という品種があります。

ぶどうのなかでも人気が高い甲斐路についてご紹介致します。

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甲斐路というぶどうの品種について

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甲斐路は山梨県の植原葡萄研究所にて「フレームトーケー」と「ネオマスカット」の交配によって誕生し、1977年に品種登録された品種です。

日本においては当時欧州の栽培は非常に困難とされていました。

日本の降雨により劣化が生じてしまう事で出荷できなくなってしまう事が大きな原因とされています。

しかし甲斐路は降雨による劣化が生じない欧州種として着目された品種なのです。

甲斐路は「赤いマスカット」とも呼ばれています。

マスカットのような芳醇な香りや糖度の高さからこのようにも呼ばれているのです。

美味しい甲斐路を選ぶ際には実がふっくらしており、鮮やかな紅色のもので、軸が茶色く枯れていないものをチョイスする事がおススメとなります。

親品種にあたる「フレームトーケー」はあまり日本人には馴染みの無い品種ですが、ヨーロッパにおいては古くからある品種で甘さが強い品種となっています。

甲斐路というぶどうの味や形など食べた時に感じる特徴は?

ぶどう
甲斐路は粒が10g程で大きめの品種となっています。

1房は400~600g程と食べ応え十分。

糖度が18~23度もある甘味が非常に強い品種です。

甘味が強い品種となっていますが、酸味も程よくあり甘酸っぱさが魅力的。

さらに果肉が柔らかく、果汁もたっぷりでかぶり付くと口いっぱいにジューシーな味わいが広がります。

また皮が薄い事で皮ごと食べるのがオススメな品種です。

香りもマスカットのように芳醇で「赤いマスカット」として高い人気を誇っています。

さらに脱粒せず、日持ちも良い事で輸送にも優れた品種となっています。

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甲斐路はどこが主な生産地?旬の時期について

ポイント
甲斐路は山梨県で誕生した品種となっており、国内生産数の約90%程が山梨県で栽培されています。

山梨県の他、長野県や新潟県でも栽培が行われています。

そんな甲斐路は9月中旬~10月中旬に流通されており、9月下旬~10月上旬が旬の時期となっています。

また甲斐路には早生種もあり、枝変わりによって誕生した赤嶺という品種もあるのです。

甲斐路と似ている外観となる事で、甲斐路を「本甲斐路」と呼ぶ事もあるのです。

あとがき

マスカットのような香りを持ち合わせた甲斐路。

山梨県が誇る品種として、今も尚親しまれ続けられています。

甘味と程良い酸味、そして芳醇な香りを持ち合わせた甲斐路をご堪能してください。

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