ぶどう
日本国内では数多くの果物が生産されており、おやつやデザートとして食されています。

一房に数多くの果実が実るぶどう。

子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。

そんなぶどうにも多くの品種がありますが、特に有名となっているのが「巨峰」かと思われます。

そんな巨峰という品種についてご紹介致します。

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巨峰というぶどうの品種について

教師の画像
巨峰は大井上理農学研究所の大井上康氏によって「石原早生」と「センテニアル」の交配によって誕生した品種です。

一般的には「巨峰」と言う名前で流通されており、ぶどうの中でも高い知名度のある品種ですが、正式名称は「石原センテニアル」となっています。

1955年に品種登録された際に「巨峰」という名前で商品登録された事で「巨峰」として知られるようになったのです。

その名前の由来は大井上理農学研究所から聳え立つ藤さんを眺める事が出来た事で、巨峰と名付けられたのです。

現在日本各地では数多くのぶどうが栽培されていますが、日本におけるぶどう栽培の内35%程が巨峰となっている程、メジャーな存在です。

巨峰というぶどうの味や特徴について

ぶどう
巨峰は700~800g程の重量があり、ぶどうの品種の中でも大きい品種となっています。

しかし色素のお色合いも薄く、糖度も低い事で、そのまま食べてもあまり甘味を感じる事が出来ない品種となっています。

その為、ぶどう農家は数多く実っている果実の間引きを行い、甘さが感じられる巨峰の栽培を行っているのです。

間引きする事で、巨峰本来の黒紫色や糖度が高まり人気の品種となります。

外皮に程良い硬さがあり、プルッとした果実はとてもジューシー。

甘味と酸味のバランスも良く、ぶどうの甘酸っぱさを楽しめる品種です。

また巨峰は種があるのが特徴の一つとなっています。

しかし種がある事で「食べにくい」という方もいらっしゃり、ぶどうの消費量が減少する傾向にあります。

そんな事もあり、近年はジベレリン処理によって種の無い巨峰も多く流通し、巨峰は人気の高い品種ともなっています。

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巨峰はどこが主な生産地?旬の時期は?

ポイント
巨峰は長野県が最も栽培が盛んな品種となっています。

長野県に続き、山梨県や福岡県といった全国各地で栽培が行われています。

巨峰はハウス栽培でも栽培されている事で5月頃には流通される品種です。

しかし糖度も高く、ジューシーな味わいを存分に楽しめる露地栽培にて収獲されたぶどうは8月下旬~9月下旬となっており、この時期が巨峰の旬と言えます。

あとがき

みずみずしさと甘酸っぱさが凝縮されたぶどう。

その中でも巨峰は最も多くの方に知られている品種として、不動の人気を誇っています。

口の中に広がる香り豊かな巨峰を味わってみたくなりましたね。

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