白いいちご
世界中で多くのフルーツが食されており、フレッシュさや甘酸っぱさ、濃厚を味わう事が出来ています。

そんなフルーツの中でも真っ赤に輝く美しさが目にも美しいちごもあります。

そんないちごは見た目の美しさから古来より女性たちから重宝される存在です。

一口にいちごといっても品種や栽培方法によって多くの種類がありますが、その中に他のいちごとは見た目も異なる「桃薫」もあります。

そんな桃薫の魅力をご紹介します。

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桃薫という品種について

黒板
桃薫は「とよのか」と桃の香りがある野生種による交配で誕生した「久留米IH1号」と「カレンベリー」と野生種の交配によって誕生した育苗を交配して誕生した品種で、2009年に登録出願され2011年に品種登録されました。

果実には美しい程の艶があり色合いもピンク色のような淡い色をしていて、一般的な品種とは異なる品種です。

促成栽培に優れた面を持っている事で収穫量が期待でき、さらに厳冬期でも粒が小さくならない点も魅力です。

また、その淡い色合いと粒揃いの良さが特徴的でこれまでのいちごとは異なる使用用途も期待されています。

桃薫といういちごの特徴は?

いちご狩りをする女性
桃薫の最大の特徴は名前にも付らてれいる「桃の薫り」で、さわやかな桃の香りとココナッツの様な香りが楽しめる事が桃薫を大きな魅力となっています。

その為、これまで食べた事があるいちごとは全く異なる香りを桃薫では堪能出来るのです。

円錐形の大き目な粒となっており、外皮は淡い色合い、そして中身は美しい程の純白となっています。

外皮や中身の色合いから「甘くないのでは?」と感じてしまいますが、甘みと酸味が調和された味わいとなっており、いちごの甘酸っぱさを味わう事が出来ます。

また、実は柔らかく口に頬張るとジューシーな果肉がびっしりとなっており、口いっぱいに桃薫の芳醇な香りを楽しめます。

桃薫は柔らかいいちごで輸送中の潰れが心配になってしまいますが、日持ちの良い品種となっています。

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桃薫といういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
桃薫は長崎県や茨城県にて栽培が行われています。

さらに北海道においては「もものか」、長野県では「軽井沢貴婦人」の名称で栽培されています。

他県においても栽培は少しづつ行われていますが、他品種と比較すると生産者は少ない傾向にあります。

一般市場で販売されている事はほとんどありませんが、苗自体は市販やネットショップでも購入可能となっており、桃薫の魅力を知った方や興味を持たれた方から人気となっています。

そんな桃薫の収穫時期は栽培方法によって異なりますが、12月~8月頃となっており、最も美味しい旬は2月~4月事で桃薫の独特な香りを楽しめる最高の時期となっています。

あとがき

「いちご」なのに「桃の薫り」と疑問を感じる方もいらっしゃいますが、いちご本来の薫りと桃の様な薫りは絶妙にマッチし、新しいフルーティーさを醸し出しています。

口いっぱいに漂う芳醇な香りを楽しめるいちごとなっています。

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