さくらんぼの品種一覧!美味しい種類はどれだ?

さくらんぼ
数あるフルーツの中でも小粒ながら魅惑の美しさを放つさくらんぼ。

甘酸っぱさと芳醇で爽やかなおいしさにだれしもが魅了されてしまいますよね。

そんなさくらんぼにも多くの品種があり、全国的に流通されています。

そんな人々を魅惑するさくらんぼの品種をご紹介しちゃいます。

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さくらんぼの品種ごとの生産量は?

教師の画像
さくらんぼには多くの品種があり、国内ではあらゆるさくらんぼが栽培されています。

そんなさくらんぼの品種と生産量をご紹介します。

1位:佐藤錦、約3,00ヘクタール、国内シェア割合約 65%

2位:紅秀峰、約530ヘクタール、国内シェア割合約 12%

3位:高砂、約220ヘクタール、国内シェア割合約 4.9%

4位:水門(北光)、約190ヘクタール、国内シェア割合約 4%

5位:ナポレオン、約160ヘクタール、国内シェア割合約 3.5%

6位:紅さやか、約150ヘクタール、国内シェア割合約 3%

7位:南陽、約100ヘクタール、国内シェア割合約 2%

8位:香夏錦、約50ヘクタール、国内シェア割合約 1%

9位:正光錦、約30ヘクタール、国内シェア割合約 0.7%

10位:大将錦、約28ヘクタール、国内シェア割合約 0.6%

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主要品種の簡単な紹介

さくらんぼ狩り

佐藤錦

佐藤錦は1912年に「ナポレオン」と「黄玉」の荒廃によって誕生した山形県のオリジナル品種です。

さくらんぼの中でも特に知名度が高く「さくらんぼ=佐藤錦」と言っても過言ではない位です。

そんな佐藤錦の人気の秘訣はなんと言っても糖度の高さ。

さくらんぼは20度の糖度があると「甘い」と言われていますが、佐藤錦の完熟のピーク時の糖度はなんと27度。

この糖度の高さはもうさくらんぼとは思えず、スイーツを食べているかの様な甘さです。

しかも果汁が溢れだし、さくらんぼの甘さを存分に堪能出来ちゃいます。

そんな佐藤錦は有名ブランドとして贈答用に重宝されています。

紅秀峰

紅秀峰は1979年に山形県立園芸試験場で「佐藤錦」と「天香錦」の交配により、1991年に品種登録された山形県のオリジナル品種です。

山形のさくらんぼと言えば佐藤錦を連想しちゃいますが、そんな佐藤錦を親に持つ紅秀峰は佐藤錦の甘さを受け継ぐブランドです。

しかも佐藤錦は糖度が高い事で潰れやすく、輸送に不向きと言われていますが、紅秀峰は程良い硬さがある事で輸送時でも安心。

そんな事から佐藤錦は「さくらんぼの女王」と呼ばれているのに対して紅秀峰は「ギフトの新星」として贈答用でその知名度を上げているブランドです。

高砂

高砂は日本が原産国ではなくアメリカ生まれの品種で、ロックポートピガローで知られています。

そんな高砂が初めて日本にやってきたのは1872年。

今現在栽培されている品種の中にはこの高砂の遺伝子を受け継ぐ品種が数多くあるのです。

150年近く前に日本へやってきた品種となっていますが、現在でも受粉樹として多くの品種に欠かせない存在です。

水門(北光)

水門(北光)は1911年に北海道小樽市の藤野園で偶然に実生しているのが発見された品種です。

酸味がありながらも糖度が高めな事で甘酸っぱさを存分に味わえる品種です。

発見が小樽市奥沢の水源地の水門近くだった事で水門と名付けられていますが、北光という名前で流通される事もある品種です。

ナポレオン

ナポレオンは明治期にヨーロッパから導入された品種です。

ヨーロッパにおいては古くから栽培されていた品種で、かの有名なフランス皇帝ナポレオンの名前から名付けられた由緒ある品種です。

その為、ヨーロッパは素より日本においても100年程の歴史があるさくらんぼとして重宝されてきました。

現在、ナポレオン栽培は新品種の登場によって低下しつつありますが、受粉樹としても活躍しています。

特に有名ブランドでもある佐藤錦との相性は抜群で、佐藤錦の美味しさにはナポレオンは欠かす事が出来ないのです。

紅さやか

紅さやかは「佐藤錦」と「セネカ」の交配によって1991年に品種登録された山形県のオリジナル品種です。

特に紅さやかの特徴となっているのがアメリカンチェリーのような黒紫の色合い。

でも中身は国産さくらんぼような淡いクリーム色でさくらんぼの甘酸っぱさが凝縮しています。

色合いだけでなく美味しさも一級品と言える品種です。

南陽

南陽は1957年に山形県農業試験場置賜分場でナポレオンの自然交配により誕生した品種です。

その為、ナポレオンとどの品種が親なのか未だに解明されていない品種です。

南陽は山形県で誕生した品種ですが、環境に適応なかなか出来ず、北海道を中心に栽培が行われています。

香夏錦

香夏錦は1968年に「佐藤錦」と「高砂」の交配により誕生し、1984年年に品種登録された品種です。

佐藤錦と高砂というさくらんぼ界においては有名処を親に持ち、甘さと酸味のバランスが取れた品種です。

福島県生まれの品種ですが、長野県や山形県でも栽培が行われています。

正光錦

正光錦は福島県伊達市のさくらんぼ農家佐藤正光氏が1977年に「佐藤錦」と「高砂」の樹木の下で実生を発見した品種です。

粒が大きく、糖度も高めでジューシーさが魅力の品種です。

早生品種となっている事で、他の品種よりも一足先にさくらんぼの甘酸っぱさを味わえる品種です。

大将錦

大将錦は佐藤錦を始め、高砂やナポレオン等が栽培されている混合樹から発見された品種です。

大将錦は甘さだけでなく酸味もしっかりと味わう事が出来る品種です。

「王様のようなさくらんぼになって欲しい」との願いから名付けられた大将錦はその名の通り、甘さと酸味を兼ね揃えた素晴らしい品種です。

そんな事もあり、佐藤錦に匹敵する程の人気ぶりとなっています。

私がおすすめするさくらんぼの品種は?

ポイント
数多くの品種がありますが、私的にはやはり「佐藤錦」がお勧めです。

かぶり付いた瞬間、甘い果汁が口いっぱいに広がり「さくらんぼ食べた感」を存分に満喫する事が出来ます。

さすが有名ブランドは伊達ではないと改めて感じる事が出来ました。

あとがき

一口にさくらんぼと言っても多くの品種があり、それぞれで異なった美味しさを味わう事が出来ます。

あらゆる品種を食べ比べ、自分にピッタリなさくらんぼを発見してみては如何でしょうか。

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