皆さんは数多くある柑橘類の中でどれが一番お好きですか。

ミカンやグレープフルーツといった生食でも味わえる柑橘類も魅力的ですが、料理のアクセントとして活躍している柚子も人気が高い柑橘類ですよね。

さて、そんなさまざまな料理に活用されている柚子ですが、いざ使おうと思った時、柚子が黒くなっている事はありませんか?

多くの方が「腐っている?」と感じてしまいますよね。

そこで今回は【柚子が黒い!変色の原因は3つある?】についてご紹介致します。

柚子が黒い原因と対策は?

教師
柚子が黒くなっていると腐っているかのように見えてしまい、多くの方が食べずに捨ててしまっているかと思われます。

ではどうして、柚子が黒くなるのかご紹介していきます。

黒点病

皮の表面に小さな黒い点々が見られる事もありますが、これは「黒店病」という病気による原因です。

黒点病は気温が20℃前後になって雨などで濡れた状態になると、粘質物と混ざった胞子が胞子角となって柄子殻から出てきます。

胞子は雨滴とともに飛び、果実に届くと、20~27℃で水滴の中で発芽して感染する病気で、主に梅雨の時期にかかりやすいです。

そんな黒点病にかかった柚子は食べる事ができるのか気になりますよね。

【黒点病にかかった柚子は食べる事ができます】

皮表面だけが感染しているので、皮を使用しなければ実の部分は食べる事ができます。

黒点病は柑橘類を栽培する上で、感染がごく当たり前のようにある病気で、無農薬などにて栽培するとすぐに発生してしまいます。

人間に例えると軽い風邪のような症状となっており、決して珍しい病気ではありません。

ただ見た目が悪い事で市場に流通されていないだけなので、安心して食べてください。

すす病

皮だけでなく葉の部分まで黒くなっているのであればすす病の可能性があります。

すす病はまるで墨のすすが掛かったような見た目からすす病と呼ばれています。

このすす病はカイガラムシやアブラムシの分泌物となっており、多く発生する時期によく目にできる病気となっています。

「すす病」と病気のように感じますが、虫の分泌液が付着しただけなのです。

その為【すす病にかかった柚子は食べる事ができます】

スポンジやタワシを使って流水でしっかりと洗い流す事で食べる事ができます。

サビダニによるもの

果実だけが真っ黒になり葉っぱが黒くなっていない場合はサビダニの可能性があります。

サビダニは黄色体長が 0.17mm 程度なので肉眼では見えない虫です。

温暖な春に続き初夏に雨が少ないと多発し、柚子を食べてしまうのです。

ではサビダニの被害にあった柚子は食べられるのかが気になりますよね。

【サビダニ被害に遭った柚子は食べる事ができません】

被害になっているという事は果肉部分が腐っていたり、病原菌に感染している可能性もありますので食べずに捨てましょう。

あとがき

柚子が黒くなってしまう原因は黒点病やすす病、サビダニが原因である可能性が非常に高いです。

それぞれの病気によって食べる事ができたり、できなかったりしているので、しっかりと症状を確認することが重要となりますね。

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