夏にもいちごは食べられる?そんな夏いちごの品種とは?

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クリスマスシーズンが近づくと「今年はどんなケーキにしよう?」なんて考えちゃう方が多いかと思います。

濃厚なチョコレートたっぷりのケーキやフルーツたっぷりのタルトも捨て難いですが、やっぱりクリスマスケーキ―と言えば真っ白いクリームと真っ赤ないちごが魅力ないちごのケーキですよね。

いちごは12月~5月頃が旬となっている事でクリスマスケーキのトッピングや材料にはピッタリなフルーツです。

しかし、お菓子屋やケーキ屋では夏の時期でもいちごを使ったスイーツが販売されています。

そんな夏でも食べられるいちごや夏いちごの品種をご紹介します。

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夏の時期にケーキ用のいちごはどうしているの?

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いちごの旬は冬の時期となっていますが、夏用のいちごも生産は行われています。

以前までは外国産のいちごが使用されていましたが、品質が劣る事もありあまり好まれませんでした。

中身の空洞や糖度の低さによって品質が国内産よりも低い特色がありましたが、この時期の国内産イチゴは希少性が高く、外国産いちごでも倍以上の価格となっていました。

そこで外国産よりも品質が良く価格も安定した国内産夏用いちごの生産が始まったのです。

夏用いちごの生産は開始されてからまだ20数年程しか経っていませんが、現在では生産数も安定しており、お菓子やケーキ屋でも夏のスイーツとして提供出来ているのです。

夏いちごって何で夏に実がなるの?普通は冬に実がなるはずなのに

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いちごは冬の時期に実がなるフルーツとなっていますが、夏いちごは夏の暑い時期でも栽培が可能となっています。

冬期に収穫出来るいちごは「一季成り性」と言う性質のいちごで冬~春にかけて集荷出来る品種で、それに対し、夏~秋に収穫出来るいちごは「四季成り性」という性質なのです。

一季成り性の性質は25度以上で花芽分化出来ない面や24度以下でも日長時間が長すぎると花芽分化出来ない特徴があり、四季成り性は30度以上で花芽分化出来ない面や日長時間が長いほど花芽分化しやすい特徴があります。

つまり夏いちごとなっている四季成りのいちごは夏の時期に栽培が向いている品種となっている事で夏~秋にかけて収穫が可能となっているのです。

夏いちごの品種とはどんなものがあるの?

ポイント
日本国内には実は多くの夏いちごの品種があります。スーパーで売られていることはほとんど見かけませんが、「なつみずき」「サマープリンセス」「すずあかね」「なつあかり」などが代表的なものです。

どんな特徴があるか気になる方は下のリンクを参考にしてみてください。

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でもスーパーで夏にいちごが売られていない理由は何故?

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夏いちごは北海道を始め、全国各地で栽培・収穫が行われています。

しかし、これらのほとんどがお菓子や加工品会社にて流通され、スーパーを始め一般的に流通していません。

それは糖度が低く酸味が強い為で、夏いちごは冬の時期に収穫される品種と比較すると糖度が低く、いちごの酸味が強い特徴があります。

食べても美味しく頂く事は出来ますが、多くの方が「酸っぱい」と感じてしまい、夏いちごは一般的に流通しても「酸っぱい」という理由でほとんど売れる事が無いのです。

しかしこのいちご本来の酸っぱさがケーキやスイーツで使用されるクリームとの相性抜群となっており、スイーツ作りや加工品には欠かせないいちごとなっているのです。

あとがき

夏いちごは一般的に流通される事はほとんどありませんが、夏の時期にスイーツで使用されているいちごのほとんどが夏いちごとなっています。

この時期にスイーツを購入したら「これは夏いちごかな?」なんて事を想像しながらご賞味ください。

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