デラウェアというぶどうの種類はどういう特徴があるの？

甘酸っぱさが魅力として、ぶどうは食後のデザートでも登場機会の多いフルーツとなっています。

そんなぶどうにも多くの品種がある事をご存知でしょうか。

巨峰やスチューベンと言った品種が人気となっていますが、「デラウェア」という品種も人気を誇っています。

デラウェアという品種についてご紹介致します。

デラウェアはアメリカ原産の自然交雑種となっており、偶然発見された品種です。

その為、どの品種の交配により誕生したのか不明となっている品種です。

デラウェアは1850年に名付けられ、日本への導入は1872年頃とされています。

デラウェアは種無しが一般的とされています。

しかしデラウェアは本来種アリの品種となっており、ジベレリン処理によって食べやすいように加工されたものが市場で流通されているのです。

日本国内においては巨峰を始め、ぶどうは高級フルーツともなっており、なかなか庶民は手軽に食べる事が出来ないフルーツともなっていました。

しかしデラウェアは比較的安価に購入出来るぶどうとなっている事で、多くの方から人気となったのです。

そんなかつては多くの方から人気のあったデラウェアですが、より大粒で安価な品種の登場によって生産量が半減してしまった品種です。

デラウェアは1房100～150gとぶどうの中でも、小粒な品種となっています。

しかし小粒ながら甘味が強い品種となっています。

甘味がありながら酸味もしっかりとある事で、ぶどう本来の甘酸っぱさを堪能する事が出来ます。

またぶどうは皮を剥いて食べるのが面倒臭かったり、困難となる事が多いフルーツですが、デラウェアは強くつまむだけで実がツルッと剥ける事で食べやすい品種となっています。

デラウェアは外皮の色合いが濃く、皮に張りがあるものが美味しい見分け方となっています。

デラウェアはや山形県が最も生産量が多く、国内生産数の約40%占めています。

山形県に次いで、山梨県や大阪府でも栽培が行われており、全国各地で栽培が行われています。

そんなデラウェアはハウス栽培であれば4月頃から収穫が行われています。

露地栽培ものは大阪では7月下旬～8月中旬頃、山梨では7月中旬～8下旬、山形においては9月下旬頃まで収獲が行われています。

最も美味しいデラウェアを堪能出来る旬は7月～8月頃とされています。

近年では多品種の登場によって生産量も半減してしまったデラウェアですが、生食は勿論ワインの原料としても重宝されています。

強い甘味と酸味が調和されている事で、さっぱりとした味わいを楽しむ事が出来ます。

小粒ながらぶどうの美味しさを存分に味わえる品種となっています。