甘さと酸味、そして爽やかな香で多くの人を魅了させてくれるさくらんぼは、小さい粒ながら甘さを存分に味わえ、光り輝く美しさはまるで宝石のようにも感じさせてくれます。
そんなさくらんぼにも数多くの品種があるのですが「高砂」も人気の品種となっています。
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高砂いうさくらんぼの品種について
高砂は日本が原産国ではなくアメリカ生まれの品種となっています。
アメリカではロックポートピガローの名前で知られていますが、この品種が日本へ伝わったのは明治初めの1872年で、北海道開拓しによってこの品種が導入されたのです。
この頃の日本は文明開化が始まったばかりという事もあり、カタカナ表記で長い名前はなかなか世間で馴染めないものとなっていました。
そこで明治後期である1911年に「高砂」という日本名が付けられ、国内ではこの名前が統一されたのです。
高砂には「おめでたい」という意味合いがあり、おめでたい時期やシーンにふさわしいフルーツとして重宝されるようになったのです。
またさくらんぼの多くは自家不和合性で異なる品種からの受粉が必要とされています。
高砂ってどんな味や形などに特徴があるの?
高砂は柔らかな外皮の品種で、赤色に黄色が混じった色合いで明るさが特徴的ともなっています。
糖度が13~15度とさくらんぼの品種の中でもダントツに甘いという品種でもありませんが、乳白色の果汁がたっぷりと詰まっており、かぶり付くとジューシーを存分に味わえます。
アメリカンチェリーは濃厚さが特徴的ですが、高砂はスッキリとした味わいが特徴ともなっています。
甘さと酸味のバランスが良くどこか懐かしさを感じさせてくれます。
粒は5g~6g程と小粒となっており、種が多品種と比較すると大きめとなっています。
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高砂はどこ生まれのさくらんぼでどこで主に生産されているの?旬は?
高砂はアメリカ生まれのさくらんぼでロックポートピガローが元々の名前なのです。
さくらんぼと聞くと多くの方が「山形県」をイメージしてしまいますが、高砂の主な産地は山梨県となっているのです。
山梨についで山形県、そして長野県、さらには新潟県と全国各地で栽培が行われている品種です。
そんな高砂は早生品種となっている事で5月中旬~6月頃が旬を迎えます。
その他
高砂はさくらんぼの中でも酸味が感じられる品種となっています。
その為、甘みが強いさくらんぼ好きにとっては物足りなさを感じてしまう事もあるのです。
しかし高砂は熟す程に濃厚さが増す品種で、高砂を食べて「物足りないな」と感じたら少し時間を空けて熟成させてから食べる事をおススメします。
あとがき
日本に導入されてから150年近く現在で経ったも高砂は全国各地で栽培が行われている人気が高い品種です。
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