秋は沢山の味覚が美味しい時期でもありますよね。

中でもイガイガが特徴的な栗はホクホクとした味わいがとても魅力的ですよね。

さて、栗にも多くの品種があることをご存知でしょうか。

栗には「岸根」という品種もあり、高い人気を誇っているのです。

そこで今回は【岸根という栗の品種との特徴とは?】についてご紹介致します。

目次

岸根とは?

教師の画像
岸根とは「がんね」と読み、山口県坂上村で誕生したとされている品種です。

岸根は平家の落ち武者が大字岸根が山口県坂上村に逃れ、大字岸根の白瀧山に城を築き、自生していた栗に広島県から取り寄せた木を接ぎ木させた事で誕生したと言われている品種です。

そしてこの栽培方法を住民に教えた事で坂上村で広まった品種でもあります。

古くから存在している品種ですが、大正2年に開かれた「全国栗品種名称調査会」にて誕生地である「岸根」と命名され人気が高まった品種です。

岸根の味の特徴は?


岸根は粒の大きさが魅力的な品種です。

栗の平均的な大きさは25~30g程となっていますが、岸根は40g程もあります。

栗を存分に堪能されたい方におススメな品種ですね。

果肉はホロホロとしているので、焼き栗よりも渋皮煮がおススメとなります。

程よい甘味と栗本来の香りを楽しめるとして多くの方から人気のある品種です。

岸根の旬の時期と主な生産地はどこ


岸根は山口県で誕生した品種となっている事で山口県で主に栽培が行われています。

山口県に次いで、愛媛県や茨城県にて栽培が行われています。

しかし、岸根は栗の品種の中でも生産量がとても少ない品種となっており、ほとんど出回る事が無い品種です。

岸根は晩生種となっており、10月上旬~11月下旬まで収穫する事ができますが、10月上旬~11月下旬が旬の時期となります。

美味しい岸根の見分け方とは?

考える女性
岸根は粒が大きくバランスが整った味わいが魅力的です。

そんな岸根をもっと美味しく食べるには選び方も重要となります。

そこで美味しい岸根の見分け方についてご紹介致します。

・皮にハリとツヤがあるもの

・手に持った時重量感のあるもの(軽いものは水分が抜けており、甘味と風味が半減している)

・表面に傷や穴がないもの(傷があると乾燥していたり、穴があると虫食いの可能性がある)

焼き栗や渋皮煮以外の食べ方とは?

ポイント
岸根は焼き栗や渋皮煮にしても美味しく味わえますが、モンブランでお馴染みのマロンクリームでも美味しく食べれちゃいます。

そこで簡単マロンクリームの作り方をご紹介しちゃいます。

1、岸根100gを柔らかくなるまで煮こむ

2、皮をしっかりと剥いたら、ヘラでペースト状にする

3、生クリーム100gに砂糖大さじ2を加えて7分立てにする

4、銀寄とホイップした生クリームと合わせれば完成

あとがき

大きなサイズで食べ応えバツグンの岸根は、栗本来の味わいが楽しめる品種となっています。

秋の末頃まで味わう事ができるので、是非一度味わってみては如何でしょうか。

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