いちごの画像

「さがほのか」ってどんないちごなの?そう言えば、「さがほのか」ってよく見かけるような気がするな。なんて方もいると思います。

今回は、そんな「さがほのか」のご紹介をしていきます。

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目次

さがほのかという品種について

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1991(平成3)年より佐賀県農業試験研究センターにおいて独自に交配し、53個体を促成栽培しその中で優秀な形のもの5個が選抜され、またその中から優秀なものが選抜されました。

平成7年は「佐賀2号」という名前でしたが、2001(平成13)年に「さがほのか」と命名され、に品種登録された。

「34―14」と「はるのか」が交配されてできた「大錦」が母、「ひみこ」と「はるのか」が交配されてできた「とよのか」が父、それら(大錦×とよのか)を交配させてできたのが「さがほのか」です。

店頭では、「ほのか」や「ほのかイチゴ」と表記されることがあります。ほのかな香りと適度な酸味で美味しいいちごのイメージと佐賀県の独自品種として覚えやすい名前であることより「さがほのか」と命名されました。

さがほのかといういちごの特徴は?

いちご狩りをする女性

「大錦」も「とよのか」も大きい果実なため、「さがほのか」も大きい果実で、「とよのか」よりやや重めです。

鮮やかな紅色、円錐形で丸みがあり、果皮に光沢があります。ボリュームがあるため「さがほのか」は、パック詰めをした際に見栄えがいいです。

また、果肉、果皮共に「とよのか」よりも硬く、日持ちがいいため保存性、輸送性に優れています。果肉の色は時期によって白かったり、淡い赤色だったりします。

糖度は高く10度?12度と甘く、酸度は0.62%と「とちおとめ」(酸度0.67度)よりも低いので淡白な味わいです。果肉が白いわりには甘さがあるので美味しいです。

「さがほのか」は出荷最盛期には、ハウス内は甘い匂いが立ち込めるほど、他のイチゴと比べて香りが強いです。

「さがほのか」は何と言ってもPRがすごいです。リカちゃん人形で有名な「リカちゃん」がイメージキャラクターを務めています。

さがほのCarという車も作り、全国でPRをしています。これは、リカちゃん世代や子どもに人気があるから、消費拡大をねらって、イメージキャラクターに採用されたと言われています。

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さがほのかはどこ生まれのいちごでどこが主な生産地?旬の時期は?

ポイント

「さがほのか」は名前の通り、佐賀県が生産地で、県内の96%を「さがほのか」が占めています。

全国の栽培面積は「とちおとめ」次いで第2位で、平成27年のイチゴの生産量は全国で8位で8620tです。

県外でも生産できるように許可されているため、熊本県や大分県など九州各県(沖縄を除く)、東北、関東、関西、中国、でも食べることができます。

様々な場所で、「さがほのか」のいちご狩りができるので、多くの人に知ってもらえます。

「さがほのか」は11月から5月下旬まで出回り、最盛期は3月頃です。暖かくなると、甘味と香りが増すので、甘いいちごがお好きな方は、3月、4月頃のいちごがおすすめです。

「さがほのか」の中でも、厳選された「さがいちご プルミエ」といういちごがあります。さがほのか3L以上で糖度は11度以上、色と外見が優れているものがプルミエです。

生産量がとっても少ないので、滅多に出荷されないプレミアムいちごなのです。「プルミエ」として出荷されるのは、12月から3月下旬までです。

佐賀県で作られている他のいちごはどんなものがあるの?

佐賀県は、「さがほのか」の他にも、「さちのか」といういちごもあります。福岡県生まれのいちごで昔はいちごと言えば東は「女峰」西は「さちのか」と言われていた時期があります。

今でも佐賀県では「さちのか」を生産している農家があるようですね。

さがほのかの賞味期限や美味しく食べるためには?

「さがほのか」は日持ちがいいですが、2、3日以内に食べた方がいいです。練乳をつけずに食べても甘くて美味しいです。

香りが強いので、ケ―キなどのスイーツの装飾にも使うのもおすすめです。

あとがき

全国で食べられるからこそ、一度は食べてみたい「さがほのか」です。

また、12月から3月までにしか食べられない、「さがほのか」のプレミアムいちごの「さがいちご プルミル」もぜひ味わってみたいものです。

いちごらしい甘い香りと、味わいを楽しんでみてください。

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