栗
秋は栗の美味しい時期ですよね。

焼いて食べるとホクホクとした食感が楽しめますし、モンブランといったスイーツになるとより濃厚な甘味が引き立ちますよね。

さて、皆さんは栗の品種をいくつご存知でしょうか。

栗には「銀寄」という品種もあり、多くの方から親しまれているのです。

そこで今回は【銀寄という栗の品種の特徴とは?】についてご紹介致します。

目次

銀寄とは?

黒板
銀寄は(ぎんよせ)と読む和栗です。

1753年の江戸時代中期に能勢町に広島から持ち帰った栗を植えた事で誕生したと言われております。

日本でも古くからある品種となっていますが、能勢町歌垣においては原木が平成10年頃まで残っていたのですが、現在は枯れてしまっています。

しかし、原木から接ぎ木したものが母樹として残っており、大切に保護されているのです。

この銀寄がどうして「銀寄」と名付けられたのか気になりませんか?

それは江戸時代後期に大飢饉が発生した際、銀寄が高値で取引された事が由来となっています。

当時は「銀」がお金となっていた事で「銀が沢山寄ってくる」という事から「銀寄」と名付けられたのです。

銀寄の味の特徴は?


銀寄は大きめの粒が特徴的な品種で、皮には美しい光沢もあり栗本来の外観を持っています。

甘みは程よく含まれており、栗の芳醇な香りを楽しむ事ができます。

果肉はホロホロとしているので焼き栗よりも渋皮煮がおススメな食べ方となります。

銀寄の旬の時期と主な生産地はどこ?


銀寄は愛媛県や熊本県が主な産地となっています。

兵庫県や茨城県を始め全国各地で栽培が行われており、主要品種として全国的に栽培が盛んとなっています。

そんな銀寄は9月上旬~11月上旬まで収穫が行われていますが、9月下旬~10月中旬が最も美味しい旬の時期となっています。

美味しい銀寄の選び方とは?

考える女性
銀寄は大きくて甘味を楽しめる品種となっています。

そんな銀寄をもっと美味しく味わう為にも選び方も重要となりますよね。

そこで美味しい銀寄の選び方をご紹介致します。

・皮全体にハリとツヤがあるもの

・手に持った時ずっしりとした重みが感じられるもの

・表面に傷や穴が空いていないもの

銀寄の美味しい食べ方

ポイント
銀寄は香りも楽しめる品種となっているのでマロンクリームにもピッタリ。

そこでマロンクリームの作り方をご紹介致します。

1、銀寄100gを柔らかくなるまで煮こむ

2、皮をしっかりと剥いたら、ヘラでペースト状にする

3、生クリーム100gに砂糖大さじ2を加えて7分立てにする

4、銀寄とホイップした生クリームと合わせれば完成

あとがき

銀寄は大飢饉を救った栗でもあります。

大きい粒ながら栗本来の味わいを楽しむ事ができます。

栗の訪れる時期になったら、一度は味わって頂きたい品種ともなっています。

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