甘酸っぱい味わいと爽やかな香りが魅力的なキウイ。
頬張ると、口いっぱいにフレッシュな果汁が溢れ出してきますよね。
さて、キウイにも多くの品種がある事をご存知でしょうか。
キウイには【香緑】という品種もあるのです。
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目次
香緑というキウイとは?
香緑は香川県農業試験場府中分場にて、ヘイワードという品種の自然交配によって誕生し、1987年に品種登録された品種です。
香緑の大きな特徴は形です。
キウイは俵型が一般的ですが、香緑は縦長の形となっています。
さらに、キウイは皮全体に産毛がありますが、この毛が他の品種よりも長くなっています。
食べた時にどういう特徴があるの?
香緑はとても甘味を楽しめる品種です。
糖度が18度以上と、ヘイワードよりも甘味を感じる事ができる品種です。
酸味は抑えられており、キウイ特有の甘酸っぱさはほとんどなく、キウイの甘酸っぱさが苦手な方にもおススメな品種です。
旬の時期は?主にどこで生産されているの?
香緑は香川県のオリジナル品種となっており、香川県で栽培が行われています。
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その他
「香緑」という名前は香川県の「香」と、「果肉の色が濃い緑」の「緑」から名付けられています。
原形の品種であるヘイワードは1個の重量が100g程となっていますが、香緑はなんと1個170g程と大きめのサイズとなっており、ボリューム満点。
これだけの大きさでありながら、糖度が高い事には栽培環境が大きく関係しているのです。
一般的にキウイは1㎡あたり25~30個で栽培が行われていますが、香緑は15~20個と約半分量となっています。
つまり、収穫数は一般的なキウイよりも少ないのですが、その分、栄養がしっかりと行き届けられているので、甘味が凝縮した香緑を作る事ができているのです。
一般的なキウイは1個100円程で購入できる為、購入される方も多くいらっしゃいます。
しかし、香緑は1個がなんと1000円になる事もある高級品。
ご自宅用としてはちょっと手が出せない価格ですが、大切な方への贈答用にはピッタリの品種となっています。
あとがき
ヘイワードの自然交配によって誕生した香緑は甘味も楽しめる品種として、香川県を代表するキウイとなり、多くの方から重宝されています。
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