甘酸っぱい味わいと爽やかな香りが魅力的なキウイ。

頬張ると、口いっぱいにフレッシュな果汁が溢れ出してきますよね。

さて、キウイにも多くの品種がある事をご存知でしょうか。

キウイには【香緑】という品種もあるのです。

今回は【香緑というキウイの味や特徴とは?】についてご紹介いたします。

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目次

香緑というキウイとは?

教師
香緑は香川県農業試験場府中分場にて、ヘイワードという品種の自然交配によって誕生し、1987年に品種登録された品種です。

香緑の大きな特徴は形です。

キウイは俵型が一般的ですが、香緑は縦長の形となっています。

さらに、キウイは皮全体に産毛がありますが、この毛が他の品種よりも長くなっています。

収穫時期が短く、流通数が少ないので、とても希少性の高い品種です。

食べた時にどういう特徴があるの?


香緑はとても甘味を楽しめる品種です。

糖度が18度以上と、ヘイワードよりも甘味を感じる事ができる品種です。

酸味は抑えられており、キウイ特有の甘酸っぱさはほとんどなく、キウイの甘酸っぱさが苦手な方にもおススメな品種です。

香川県においては、糖度が高い最高品質な香緑は「スイート16」として販売されています。

旬の時期は?主にどこで生産されているの?

考える女性
香緑は香川県のオリジナル品種となっており、香川県で栽培が行われています。

香緑は外国産の流通数が少なくなる11月~3月頃が流通時期となっており、12月~1月頃が旬の時期となっています。

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その他


「香緑」という名前は香川県の「香」と、「果肉の色が濃い緑」の「緑」から名付けられています。

原形の品種であるヘイワードは1個の重量が100g程となっていますが、香緑はなんと1個170g程と大きめのサイズとなっており、ボリューム満点。

これだけの大きさでありながら、糖度が高い事には栽培環境が大きく関係しているのです。

一般的にキウイは1㎡あたり25~30個で栽培が行われていますが、香緑は15~20個と約半分量となっています。

つまり、収穫数は一般的なキウイよりも少ないのですが、その分、栄養がしっかりと行き届けられているので、甘味が凝縮した香緑を作る事ができているのです。

一般的なキウイは1個100円程で購入できる為、購入される方も多くいらっしゃいます。

しかし、香緑は1個がなんと1000円になる事もある高級品。

ご自宅用としてはちょっと手が出せない価格ですが、大切な方への贈答用にはピッタリの品種となっています。

甘みが存分に楽しめる品種なので、スムージーやシャーベット、お菓子とさまざまなアレンジでもおすすめですが、そのまま生食で食べるのが最も美味しい食べ方となりますね。

あとがき

ヘイワードの自然交配によって誕生した香緑は甘味も楽しめる品種として、香川県を代表するキウイとなり、多くの方から重宝されています。

糖度が20℃になる事もあるキウイなんて味わった事がある方はほとんどいらっしゃらないと思われますが、香緑を食べて、是非その美味しさを実感されてみては如何でしょうか。

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