レモンはドレッシングやソース、ジュースと多くの調理法で人気の食材ですよね。

でもレモンにも数多くの品種が存在しています。

そんなレモンの品種の一つ「サイパンレモン」をご存知でしょうか。

今回はサイパンレモンという品種についてご紹介致します。

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目次

サイパンレモンとは?


サイパンレモンは1940年に菊池雄二氏によってテニアン島から八丈島に導入された品種です。

その為、日本においては「八丈島レモン」や「島レモン」と呼ばれる事もありますが、日本へ導入させた菊池氏の名前から「菊池レモン」としての呼ばれ方が一般的となっています。

サイパンレモンはフルーツハンターであるメイヤー氏によって中国で発見されたメイヤーレモンの枝変わり品種ともなっています。

サイパンレモンは果実の重量が400gになる事もある品種です。

一般的に人気となっている品種リスボンレモンでも100~130gとなっている事で3~4倍もの大きさにも育成が可能となっています。

外皮は完熟状態になるとオレンジ色になり、果汁がたっぷりと凝縮されています。

サイパンレモンの味の特徴は?


サイパンレモンはメイヤーレモンの枝変わり品種となっています。

このメイヤーレモンはレモンとオレンジの自然交配によって誕生したとされる品種です。

その事からサイパンレモンもリスボンレモンのような強い酸味では無く、マイルドな酸味を楽しむ事が出来ます。

また外皮も爽やかで独特な香りを楽しめます。

レモンは外皮を食べると苦味が感じられますが、苦味はほとんど無く甘みを感じる事が出来るとして、八丈島においては果汁だけでなく外皮も食されています。

サイパンレモンのおすすめの食べ方は?


サイパンレモンは酸味が抑えられた品種となっている事で、加工せずそのまま味わう事が出来ます。

ジュースやカルパッチョのアクセント、ドレッシングとあらゆる食べ方で楽しむ事が出来ます。

サイパンレモンの収穫時期と主な産地は?

教師の画像
サイパンレモンは八丈島や小笠原島で主に栽培されています。

香りも強くマイルドな酸味が味わえる旬は12~3月頃となっています。

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サイパンレモンの歴史

ポイント
サイパンレモンは1940年に八丈島に導入されています。

2010年頃から栽培が本格化し、現在では完熟状態となったサイパンレモンを「八丈島ルーツレモン」として特産品ともなっています。

この名前は2014年に一般公募で名づけられています。

また1973には小笠原島にも導入されており、香りと酸味が最も楽しめる未熟状態の緑色が特産品となっています。

「島レモン」や「小笠原島レモン」として人気の高い品種となっています。

国産レモンとなっている事で安心して皮ごと食べる事もできます。

あとがき

日本においても八丈島や小笠原島にて栽培が盛んに行われているサイパンレモン。

レモン本来の酸味や香りがありながら、マイルドな味わいを楽しむ事が出来ます。

どんな料理にもピッタリな品種です。

オレンジ色の完熟状態と緑色の未熟状態を食べ比べてみてもよいですね。

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