甘酸っぱさと芳醇な香りが魅力と言えるぶどう。
食べると爽やかさが口いっぱいに広がり、多くの方から人気のフルーツとなっています。
そんなぶどうの品種の一つ「藤稔」があります。
籐稔は「ふじみのり」と読み、人気の高い品種です。
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目次
藤稔というぶどうの品種について
藤稔は1985年に神奈川県藤沢市のぶどう農家である青木一直氏により、「井川682号」と「ピオーネ」の交配によって誕生した品種です。
大粒な品種として人気がありますが、「藤稔」という名前はあまり聞き慣れない品種となります。
一般的に流通される際には「大峰」の名前となっています。
しかし大峰という名前は品種名ではなく、山梨県で栽培されている藤稔の名称となってます。
その為、藤稔という品種名は多くの方がご存知ないと思われます。
美味しい藤稔は実がふっくらとし、ハリのあるものんをチョイスされると良いです。
さらに外皮の色合いがより濃厚なものは完熟状態にあります。
藤稔というぶどうの味や形など食べた時に感じる特徴は?
藤稔は粒の大きさが特徴的な品種です。
一般的に大粒のぶどうとなると10g程となっていますが、藤稔は倍以上の20g前後にもなり、30gを越える事もあるボリューミーなぶどうなのです。
しかも糖度も17度程と高いながら、酸味も程よくあり、バランスの取れた甘酸っぱさと言えます。
外皮は濃厚な黒紫色となっており、外皮の色合いが濃厚なほど、甘味の強い果肉となってます。
香りはそれ程感じる事は出来ませんが、果汁がたっぷり。
外皮はやや集めとなっており、軸の反対側に十字の切込みを入れ、果肉を取り出して食べる事がおススメとなります。
大きい粒にかぶり付くと中からはジューシーな果汁が溢れ出し、ぶどうの甘酸っぱさを存分に楽しむ事が出来ます。
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藤稔はどこが主な生産地?旬の時期は?
藤稔は山梨県が主な産地となっています。
全国生産量の約40%程が山梨県となっており、兵庫県や神奈川県を始め、北海道や沖縄県以外の幅広い地域で栽培が行われています。
そんな藤稔は数多くある品種の中でも僅かな期間でしか収穫が行えず、一か所のぶどう農園でも2~3週間程の収穫期間となっています。
あとがき
大きい物だとピンポン玉程の大きさにもなる藤稔。
大粒ながら甘酸っぱさとジューシーさが凝縮されている事で、多くの方から人気が高い品種です。
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