柑橘類を食べると体に良い、とよく言われますが文旦もその例にもれず体に嬉しい栄養素がありそうですよね。
しかし、体に良いとしても食べ過ぎてしまうとなんらかの良くない影響もありそうです。
目次
文旦の栄養と効能は?
文旦といえば柑橘類なのでなんとなく体に良さそうなイメージがありますが、実際のところはどうなっているのでしょうか?
文旦の栄養は?
文旦は100gあたりのエネルギーは38kcal、水分89gです。
文旦を食べるとどんな効能が期待できるの?
ビタミンC
ビタミンCは血液をサラサラにして免疫力や美肌効果などが期待できます。
シネフィリン
シネフィリンという栄養素はビタミンCと一緒に摂ることで風邪予防の効果を高めてくれます。
クエン酸
クエン酸は脂質・糖質・たんぱく質からエネルギーを生成、代謝を高める働きがあります。
ペクチン
ペクチンには整腸作用があり、おなかを壊しているときや便秘気味のときに作用してくれます。
ナリンギン
ナリンギンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用、血流改善、アレルギー抑制、さらに食欲抑制や生活習慣病など様々な分野で効果を発揮してくれます。
GABA
ストレス解消、不眠改善などでよく名前を聞くGABAですが、実は文旦にも含まれているんです。
文旦って食べすぎると体に悪い?
栄養素を見ているとかなり体に良さそうな感じがしますが、食べれば食べるほどいいというわけではなさそうです。
下痢や腹痛の原因に?
文旦はペクチンが含まれているので便秘気味の時やおなかを壊したときに作用してくれると先述しましたが、食べ過ぎると逆効果になってしまうんです。
そもそもペクチンは食物繊維の一種なので、過剰に摂取するとおなかが緩くなったり、腹痛の原因にもなってしまいます。
果糖は摂りすぎると太る原因に?
果糖はほとんど肝臓で代謝されるため血糖値を上げず、血糖値の上昇による肥満とは関係ないと思われがちですが、実はそうでもありません。
実は果糖も過剰に摂取すると中性脂肪の蓄積やコレステロールの合成を促してしまうんです。
高血圧の人は要注意な理由とは?
文旦に含まれる「ナリンギン」は実は高血圧の治療薬と同時に摂取すると副作用を引き起こす危険性があります。
ナリンギンは高血圧の治療薬の効能を強めてしまい、血圧が下がりすぎる、心拍数が上がりすぎるなどの可能性があります。
まとめ
文旦は柑橘類だけあって、健康面でも美容面でも嬉しい効果があるようですね。
積極的に食べたいところですが、食べ過ぎや薬との組み合わせには注意しなければならないようです。