文旦という果物をご存知でしょうか?文旦というのは大きめの果実に黄色く厚い皮をまとった柑橘類のことです。

この文旦、日持ちさせる方法や美味しく食べるための保存方法があるようなんです。いったいどんな方法なのでしょうか?

今回は文旦の保存方法について調べてみました。

目次

文旦とは

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その前にまず、文旦について軽くご紹介していきます。文旦は糖類が主成分で、他にもクエン酸やビタミンCを豊富に含んでいます。

文旦の苦みの元であるナリンギンは免疫力を高めたり食欲を抑える働きもあります。ストレスに有効とされるGABAや便秘解消に役立つペクチンなど、様々な栄養素を含んだ果物です。

旬は主に11~3月の間で、主に高知県で生産されています。文旦の種類は大きく分けて三種類あります。

9月中旬から11月下旬に旬を迎える水晶文旦、11月下旬から1月中旬に旬を迎える温室土佐文旦、1月下旬から4月下旬に旬を迎える土佐文旦です。

文旦の保存方法は?

では、いよいよ文旦の保存方法について見ていきたいと思います。文旦の保存方法は常温、冷蔵、冷凍それぞれでどのように違うのでしょうか?

常温保存の日持ちするコツは?どれくらい保つ?

常温で保存する場合は①直射日光が当たらない場所を選ぶ、②涼しい場所を選ぶ、という点に注意して保存しましょう。

箱のまま保存する場合は、出来るだけ外気に触れないように気を付けると長持ちさせることができます。

文旦は皮に厚みがあるので常温でも十分保存することが可能です。コツをつかんで保存すると数週間から一ヶ月くらい保存することができます。

冷蔵保存の日持ちするコツは?どれくらい保つ?

冷蔵保存の場合は冷蔵庫の温度に気を付けましょう。

冷やし過ぎると表面に斑点が出来たり水っぽくなる、軟らかくなる、ビタミンCをはじめとする栄養価の減少などをひきおこすなどの低温障害になりやすいので要注意です。

冷蔵庫に入れると乾燥して皮がしぼみやすいので、冷蔵保存する場合はしっかりとラップやビニール袋、新聞紙などで包んで冷蔵しましょう。

冷凍保存の日持ちするコツは?どれくらい保つ?

結論から言えば、生の文旦を美味しく食べるには冷凍保存は向いていません。生の冷凍保存をすると解凍時に水分が流出して食感が悪くなりやすいからです。

どうしても冷凍保存をする場合は、凍ったまま食べるか凍った果肉をすりおろしてシャーベット状にする。

または加熱調理に用いるなどの工夫が必要です。あるいはピューレやジャム、コンポートなどすでに加工した文旦を冷凍保存するのが好ましいでしょう。

生の果肉を冷凍する場合は皮を剥いてビニール袋などに入れ、しっかりと空気を抜くかラップで包んで冷凍しましょう。

加工したものを冷凍する場合も同様にビニール袋や冷凍保存袋などに入れ、空気を抜いてから冷凍しましょう。

文旦は追熟させないと酸っぱい?


文旦は酸味が強く、収穫直後は農家で追熟を行ってから出荷することもあります。

店頭に並んでからも酸味が強いものもありますので、その場合は自宅で追熟させると酸味を和らげることができます。

農家では一ヶ月ほど時間をかけて追熟を行いますが、購入した文旦が酸っぱい場合は1~2週間おくと酸味が程よく抜けていきます。

ただし、温室文旦や水晶文旦はできるだけ早く食べた方が好ましいとされていますので追熟具合に注意しましょう。

文旦を追熟させるには地面に埋める、新聞紙で包むなどの方法で追熟を行うことができます。

ご自宅で行う場合は、新聞紙に包む方法か少し暖かい場所に置くのが簡単な追熟方法です。

放置しすぎるとパサパサになる?

ポイント
追熟させようとしばらく置いてしまうと文旦がパサパサになってしまうことがあります。

これは長時間放置されたことで文旦の水分が抜けてしまったため起こってしまう現象です。

文旦は皮が厚いため簡単には水分が抜けにくいようですが、新聞紙をまくなどして水分が抜けにくいように工夫することが大事です。

まとめ

文旦について、保存方法や注意点をまとめてみました。

皮が厚い果物なので保存方法も簡単なものが多いですが、注意点を守ればより美味しく長持ちさせることが出来そうです。

栄養も豊富な文旦を、ぜひ美味しく味わってみてください。

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