いちご
フルーツって甘さの中にも酸っぱさが含まれており、誰しもが経験した青春時代の初恋を思い出させてくれる存在です。

特にいちごは甘酸っぱさが特徴的なフルーツとなっている事で「いちご=初恋の味」を感じさせてくれます。

そんないちごは多くの品種があり、世界中で親しまれていますが、日本では「あまおう」や「とちおとめ」がメジャーな存在となっています。

しかし「やよいひめ」という品種も日本では多くの用途で人気となっているいちごなのです。

そんな「やよいひめ」の魅力をご紹介します。

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目次

やよいひめという品種について

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やよいひめは「とちおとめ」と「とねほっぺ」を交配させて誕生した群馬県のオリジナル品種です。

2005年1月に品種登録されたいちごとなっており、休眠性が短い品種となっている事で、連続での栽培に期待が出来るいちごです。

「やよいひめ」の名前の由来は、いちごは弥生(3月)は品質が低下しやすい時期となっています。

しかしやよいひめは他の品種と比較すると安定した品質維持が行える品種となっている事から名付けられました。

やよいひめといういちごの特徴は?

いちごの画像
やよいひめは粒が大きくゴロッとしており、20gの大き目な粒でボリューム満で、しかも外皮は美しい真紅となっており、中身もほのかに赤身を帯びている事で、見た目の美しさも堪能出来るいちごです。

また、程良い硬さもある事で日持ちも良く、輸送中の傷付きやいちご同士の接触による潰れがほとんどありません。

やよいひめは糖度が平均値でも9~10°いちごの品種の中でも糖度が低めの品種で、その為甘みと酸味のバランスが整ったいちごなっています。

しかし「とちおとめ」や「あまおう」といったいちごと比較すると糖度が低い事で、酸味が甘みよりも感じられる事があるので、他の品種と比較すると人気が衰えてしまう品種です。

しかし、そんなやよいひめを群馬県が人気とさせた策は「ドライフルーツに加工する」事でした。

酸味が強いやよいひめでもドライフルーツにする事で甘みや旨味が凝縮され、さらに外皮に程良い硬さがある事で、ドライ状態にしても実崩れする事無く維持出来、ドライフルーツにピッタリな品種となっているのです。

ドライいちごとしての活躍によって、やよいひめの知名度は急上昇し、全国各地で流通しているドライいちごではやよいひめが使用されている事も多いのです。

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やよいひめといういちごはどこで生産されている?旬は?

ポイント
やよいひめは群馬県のオリジナルいちごとなっている事で、群馬県内のいちご農家の約70%以上で栽培されていますが、他県での栽培も行われています。

そんなやよいひめの旬は1月~3月で、甘さだけでなくいちご本来の酸味が堪能出来る時期となっています。

あとがき

やよいひめは他の品種と比較すると糖度が低い為「美味しくないいちご」とイメージされてしまいますが、いちご本来の酸味が堪能出来る事で、多くの方がリピーターとなっている品種です。

生でのやよいひめも是非味わって頂きたいのですが、ドライ状態になったやよいひめは旨味が凝縮されており、生とは全く異なる美味しさを醸し出しています。

そんな生で良し、ドライで良しのやよいひめは食べる価値ありのいちごです。

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